出版社内容情報
全局集シリーズ第3弾は中原VS米長!
昭和18年6月10日、米長邦雄誕生。
昭和22年9月2日、中原誠誕生。
昭和40年9月の初対決から対局を重ねること187局、これは同一対戦カード記録第1位となる大記録です。
本書ではその全てを解説付きで収録し、記録に含まれない3局も番外として収めました。
2人がこれほどまでに対局数を伸ばせたのはタイトル戦で数多く対決したためです。
歴史的妙手である「▲5七銀」が飛び出た第37期名人戦、絶妙手「▲6七金寄」で米長が8回目の挑戦で中原からタイトルを奪取した第20期王位戦など、その数実に20回。長年に渡り棋界の頂点をめぐる戦いを繰り広げました。
低段時代から続く二人のライバル物語が棋譜を通して堪能できる、全ての将棋ファン必携の一冊です。
内容説明
棋界の頂点を懸けた珠玉の将棋の数々。名人戦7期など、タイトル戦で20期激突。第1局昭和40年第13期王座戦から、第187局平成15年第16期竜王戦まで、低段時代から40年に及ぶ対決を余すところなく収録。
目次
第1部 昭和52年以前(第8回古豪新鋭戦(昭和39年8月28日)
第13期王座戦予選(昭和40年9月25日)
第7期棋聖戦予選(昭和41年1月24日) ほか)
第2部 昭和53年~58年(第11回早指し選手権戦本戦(昭和53年1月21日)
第27回NHK杯争奪戦本戦(昭和53年2月27日)
第17期十段戦七番勝負第1局(昭和53年10月18、19日) ほか)
第3部 昭和59年~(第42期名人挑戦者決定リーグ戦(昭和58年12月16日)
第43期名人挑戦者決定リーグ戦(昭和59年10月1日)
第23期十段戦七番勝負第1局(昭和59年10月25、26日) ほか)
著者等紹介
中原誠[ナカハラマコト]
昭和22年9月2日、鳥取県鹿野町生まれ。宮城県塩釜市出身。昭和32年、故高柳敏夫名誉九段門。昭和40年、四段。昭和48年、九段。昭和43年、第12期棋聖戦で初タイトル獲得。47年、第31期名人戦で当時最年少の24歳で名人位に就く。46年、23歳11ヵ月の史上最年少で永世称号(永世棋聖)獲得。51年、永世名人(十六世)。57年、永世十段。平成8年、名誉王座。9年、永世王位。21年3月、現役引退。タイトル戦登場は91回、獲得は名人15、十段11、王位8、王座6、棋王1、棋聖16、王将7の合計64期。ほか棋戦優勝28回、通算成績1308勝782敗3持将棋。15~17年、日本将棋連盟会長
米長邦雄[ヨネナガクニオ]
昭和18年6月10日、山梨県増穂町(現・富士川町)の生まれ。昭和31年、故佐瀬勇次名誉九段門。昭和38年、四段。昭和54年、九段。昭和48年、第22期棋聖戦で初タイトル獲得。59年、十段位を奪取し、棋聖・王将・棋王と合わせて史上3人目の四冠王になる。60年、永世棋聖。平成5年、念願の名人位を獲得。49歳11ヵ月の名人獲得は最高齢記録。15年引退。タイトル戦登場48回、獲得は名人1、十段2、王位1、棋王5、王将3、棋聖7の合計19期。ほか棋戦優勝16回。通算成績1103勝800敗1持将棋。17年、日本将棋連盟会長に就任。24年12月18日、現役会長のまま死去。享年69歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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