マイコミ新書 グループアイドル進化論―「アイドル戦国時代」がやってきた！

岡島 紳士/岡田 康宏【著】

マイナビ出版（2011/01発売）

• サイズ 新書判／ページ数 207p／高さ 18cm
• 商品コード 9784839937713
• NDC分類 767.8
• Cコード C0236

内容説明

８０年代のおニャン子クラブから、モーニング娘。を経て、ＡＫＢ４８へ。時代とともに移り変わってきた人気グループアイドルの成り立ちと変遷を追うことで、メディア受容の形態やアイドルに求められる趣向の変化を分析する。歴代グループアイドルから現在進行形でブレイク中のＡＫＢ４８まで、アイドル戦国時代と呼ばれる現在のアイドルシーンを徹底分析。グループアイドルを巡るビジネス、コンテンツ、コミュニケーションの変遷と今後の行方を検証していく。

目次

第１章　ＡＫＢ４８という革命（会いに行けるアイドル・ＡＫＢ４８の誕生；ＡＫＢ商法と呼ばれるビジネスモデル　ほか）
第２章　女性グループアイドルの４０年史（女性アイドルの４０年を振り返る；７０年代、アイドルの誕生　ほか）
第３章　グループアイドル戦国時代（「アイドル戦国時代」へ突入；なぜグループアイドルの全盛時代が来たのか？　ほか）
第４章　グループアイドル全盛の時代とこれから（Ｐｅｒｆｕｍｅのブレイクとライブの時代；中田ヤスタカとアウェーの経験　ほか）

著者等紹介

岡島紳士［オカジマシンシ］
１９８０年京都府生まれ。フリーライター。雑誌やウェブでアイドルにまつわるライター活動を行っている。主な掲載誌は『サイゾー』など。ａｕ公式サイト『ＥＺニュースフラッシュ増刊号』でアイドルコラムを担当している。２０１０年７月に制作したアイドルをテーマとしたＤＶＤマガジン『ＮＩＣＥ　ＩＤＯＬ（ＦＡＮ）ＭＵＳＴ　ＰＵＲＥ！！！』は、自主制作であるにも関わらずＡｍａｚｏｎアイドルＤＶＤランクで３位のヒットを記録した

岡田康宏［オカダヤスヒロ］
１９７６年東京都生まれ。編集者、ライター、コラムニスト。制服向上委員会からロンチャーズ、スナッピーズ、Ｐｅｒｆｕｍｅ、ももいろクローバーまで、ライブアイドルを中心に見てきた現場系アイドルファン。普段はサッカー情報サイト「サポティスタ」の運営を行う（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[林 一歩]

サブカル気取りな輩は大嫌い。イズムって、個人的には大嫌いだが、時には必要なものなので、相対する方とのやりとりはか大事も

2014/06/12

[潮見]

一番印象に残ったのは『KARAは「うなぎを何匹つかめるかゲーム」をしない』という言葉でした。　更に初音ミクやきゃりーぱみゅぱみゅも入ってきて、なんかもう、すごいですよね。

2012/03/05

[らっしぃ]

恐らく読メ登録前に読んでいたものと思われます。よって、再読w刊行当時までのアイドルシーンの歴史と総括、当事者インタビュー。それ以外にはみるべき点はなし。ただ、今となっては古いかな…という最初の印象に反して、現在のアイドルシーンが、ほぼ刊行当時と変わっていないことに愕然とします。ももクロがももクロZになり、幾つかのグループがなくなり、幾つかのグループが加わっただけ。新しい流れはハロプロの再評価くらいかな。AKBグループが先行し、ももクロが追い、あとはその他大勢。このまま全体が地盤沈下して行くのか…。

2013/11/02

[ソルト佐藤]

故あってアイドルについて調べるために、読んでみる。１０年代直前の本なので、我々はもうその先１０年を生きている。そういった意味では現代を知りたかったのでちょっとさびしいかな。アイドルの歴史としては、１９７１年開始説で前に読んだ本と同じ。おお、これが定説なのか！と思ったら、前の本の作者の説が引用されていた（笑　００年代はライブということだが、１０年代なんだったろうだろうか？　声優アイドルや初音ミク、ラブライブ！、Ｖｔｕｂｅｒなど、２次元によった方向なのだろうか？　１０年代の総括が知りたい。

2019/08/10

[hixxxxki]

歴史部分が良かった。71年南沙織が国産アイドル第一号。アイドルは70年代に誕生して80年代前半に黄金期迎える。80年代半ばから歌番組の衰退とともにソロアイドルとグループアイドルは活躍の場をそれぞれ別の場所に移していく。ソロアイドルは90年代CM、00年代は映画。グループアイドルは90年代バラエティ番組、00年代ライブ。

2014/12/04