ビタミン文庫
腎臓病は運動でよくなる!―東北大学が考案した最強の「腎臓リハビリ」

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  • サイズ B6判/ページ数 182p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784837613343
  • NDC分類 494.93
  • Cコード C0377

出版社内容情報

腎臓専門医が考案した「腎臓リハビリ」の全貌を初公開。高齢者でもできる簡単な体操・運動・筋トレで、腎機能が向上!透析を回避!「安静にする」のは大間違い!
腎機能をアップする
「東北大学式・腎臓リハビリテーション」の全貌を公開!

腎臓リハビリテーションは、
東北大学が20年以上の研究を経て構築した、
慢性腎臓病の患者に向けた、日本初の改善プログラムです。

このリハビリテーションを実践することで、
悪化した腎機能を改善したり、
慢性腎臓病の進行を抑制したりする効果が明らかになりました。

まだ透析に至っていない保存期の患者だけでなく、
人工透析になった患者にとっても、
腎臓リハビリテーションはよい影響を及ぼします。

具体的な内容は、
高齢者でも、体力に自信がない人でもできる、
ごく簡単な「体操・運動・筋トレ」です。

「腎機能が基準値まで回復し、12kgの減量に成功!」
「尿タンパクが出なくなり、透析への不安が消えた」
「糖尿病性腎症でも血糖値・血圧が基準値以下に降下!」
「透析を始めて25年でも、自転車通院するほど元気」
など、実践した人の喜びの声は、本書で詳しく掲載。

食事や薬に関する注意点など、
生活全般のアドバイスも満載しています。

【こんな人にお勧め】
・慢性腎臓病の原因となる、高血圧や糖尿病を患う人
・健康診断で腎機能の低下やタンパク尿を指摘された人
・「このままでは透析になる」と診断された人
・人工透析を行いつつ、よい状態をキープしたい人

目次:
第1章: 慢性腎臓病とはどんな病気か
第2章: 腎臓リハビリテーションの効果
第3章: 腎臓リハビリテーションのやり方
第4章: 腎機能をアップさせる生活Q&A
第5章: 腎臓リハビリテーションを実践した人の声

上月正博[コウヅキマサヒロ]
著・文・その他

内容説明

「安静にする」のは大間違い。東北大学式・腎臓リハビリテーションは、この20年余りの研究の成果のうえに構築された、慢性腎臓病の患者さんのための、日本初の改善プログラムです。

目次

第1章 慢性腎臓病とはどんな病気か(患者数が1300万人を超えると判明!;腎臓の構造と役割 ほか)
第2章 腎臓リハビリテーションの効果(「運動制限」が「運動推奨」に変わった理由;たった1日の安静で体は2歳も老化する! ほか)
第3章 腎臓リハビリテーションのやり方(「腎臓リハビリ体操」のやり方;「腎臓リハビリ運動」のやり方 ほか)
第4章 腎機能をアップさせる生活Q&A(食事療法で意識すべきことは?;タンパク質を減らす際の注意点は? ほか)
第5章 腎臓リハビリテーションを実践した人の声(体験談1 腎機能が回復し12kgの減量に成功!血圧も正常化;体験談2 尿タンパクが出なくなり透析への不安が消えた! ほか)

著者等紹介

上月正博[コウズキマサヒロ]
1956年、山形県生まれ。81年、東北大学医学部を卒業。メルボルン大学内科招聘研究員、東北大学医学部附属病院助手、同講師を経て、2000年、東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻内部障害学分野教授、02年、東北大学病院リハビリテーション部長を併任。08年、同障害科学専攻長。日本腎臓リハビリテーション学会理事長、アジアヒューマンサービス学会理事長、日本リハビリテーション医学会副理事長、日本心臓リハビリテーション学会理事、日本運動療法学会理事、東北大学医師会副会長などを歴任。医学博士。リハビリテーション科専門医、腎臓専門医、総合内科専門医、高血圧専門医。「腎臓リハビリテーション」という新たな概念を提唱し、腎疾患や透析医療に基づく身体的・精神的影響を軽減させる活動に力を入れている。メディアへの出演も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるわか

15
「運動制限」から「運動推奨」へ。腎臓の最大の役割は尿をつくること。慢性腎臓病の国内患者は1300万人超(8人に1人)。自覚症状なし、生活習慣病・心血管疾患を招く。尿検査と血液検査(糸球体ろ過量GFR)。薬物療法、食事療法(減塩、タンパク質制限)、生活習慣の改善(禁煙、睡眠)、腎臓リハビリテーション(①体操、②運動、③筋トレ)。【体操】かかとの上げ下ろし。足上げ。ばんざい。中腰までのスクワット。【運動】ウオーキング(1日20~60分を週3~5日)。【筋トレ】片足立ち。スクワット。お尻上げ。ひざ胸突き。2020/01/27

舟江

7
カンジン要と言われているように、入り口としての肝臓、出口としての腎臓は、最も大切な臓器のひとつだ。今やっている医学は、直ぐに覆る。医師はもう少し謙虚であるべきだと思う。本の内容としては、腎臓病の種類をもう少し分り易く、丁寧に書いてあると申し分ないと思う。2019/09/23

香具師山啖呵堂

6
以前は腎臓病の方は運動を制限され安静にしていたそうです。ところが著者の上月先生が軽い運動が腎臓に良いと発見され、広めていったそうです。腎臓病の運動療法の本家本元ですね。 本書に書かれている運動はそう大変なものではありません。 腎臓病の方はあまり激しい運動は良くないということで、手軽にできる運動です。  特にウォーキングが重視されています。  私もウォーキングや軽い運動をして腎臓を大切にしようと思います。   https://sfclub.seesaa.net/article/483329908.html 2021/09/10

The pen is mightier than the sword

6
この本は腎機能改善や慢性腎臓病の進行抑制のためのリハビリテーションを推奨。かつて腎臓病の治療では運動は却って機能悪化を招くものとされていたが、著者はラットの実験結果をきっかけに適切な運動による治療の効果の研究を進め、臨床での実績を積んできた。この本では腎臓の機能について図を用いて解説した上で各検査値と症状の関連の解説により基本的知識の理解が深まる。 身体の機能維持のためには、食物、腎臓の働き、およひ排せつ物の役割を正しく理解する必要があると実感。化学的な説明がなされており、よく理解することができた。4342020/11/21

リハヒロ

6
腎臓リハ学会会長による本書。引用論文はメジャー論文がズラリ、最新のことを一般目線までわかりやすく解説しています。 腎臓病にも運動をするということを医師から発信することに大きな意味があります。患者さんの体験談も参考になると思います。基本、心不全と同じ運動療法と考えて良いと思います。 2019/09/28

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