出版社内容情報
世界の「食」は国や地域の自然環境と「文化」によって規定されています。様々な切り口から世界と日本の食文化を考える一冊。「食べる」は人間が生きていくうえで最も基本的な行為です。しかし、人は栄養を摂るためだけに食べるわけではありません。いつ、どこで、誰と、何を、どのように食べるか。世界の「食」は国や地域の自然環境と、宗教や風習などの「文化」によって規定されています。専門を異にする13人の研究者が、さまざまな切り口から世界と日本の食文化を考える一冊。
I 世界の「食」
?韓国における外来食
?中国の食卓
?東南アジアの「奇妙」な食卓
?ブラジルの食文化と社会格差
?アメリカ黒人のソウル・フード
?スペインの豚食
?一神教の「食」――食物禁忌と犠牲
II 日本の「食」
?日本の肉食史
?手作り弁当の意味
?「食育」の現代史
?外来文化の受容ロジック――マクドナルドとスターバックスを例に
?「食」と「体」
?なぜ「おいしい」と感じるのか
神田外語大学[カンダガイゴダイガク]
編集
目次
1 世界の“食”(韓国における外来食;中国の食卓;東南アジアの「奇妙」な食卓;ブラジルの食文化と社会格差;アメリカ黒人のソウル・フード ほか)
2 日本の“食”(日本の肉食史;手作り弁当の意味;「食育」の現代史;外来文化の受容ロジック―マクドナルドとスターバックスを例に;「食」と「体」 ほか)