内容説明
琉球は、唐の世から、ヤマト世、アメリカ世、そして再びヤマト世と荒波にさらされてきた。明治の初めに王国がなくなるまでの琉球の姿を、バジル・ホール、クリフォード、フォルカード、そしてペリーら“青い眼”の人々の航海記、遠征記などの記録から読み解く。さまざまなエピソードで綴る歴史紀行エッセイ。
目次
青い眼が記録した琉球
第1部 ペリー以前―平和な愛しき島(バジル・ホールの航海記;クリフォードの訪琉日記;フォルカード神父の琉球日記;マルタ騎士団の来琉?;長期滞在が引き起こしたベッテルハイム問題;石垣島唐人墓事件;琉球を訪れた宣教師たち)
第2部 ペリー以後―恫喝におびえる島(ペリーは、なぜ日本に来たのか?;ペリー提督の日本遠征記;琉球王国の崩壊;宮古島で座礁したドイツ商船)
著者等紹介
緒方修[オガタオサム]
1946年生。中央大学卒、文化放送記者・プロデューサーを経て1999年より沖縄大学教授。早稲田大学オープン教育センター講師など。現在、東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター長、NPOアジアクラブ理事長ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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