内容説明
神の見えざる手(the invisible hand of God)は、いずこへ―。制御できない市場原理と資本主義への警告の書。
目次
1 市場
2 国家・戦争・ファシズム
3 新自由主義
4 環境
5 歴史と経験
6 展望
著者等紹介
竹田茂夫[タケダシゲオ]
1949年、東京生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。ニューヨーク州立大学Ph.D.。法政大学経済学部教授。専攻は理論経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hiroki Nishizumi
1
コラムのまとめ本。文字数制約ゆえどうしても上っ面だけになってしまうようで、言ってることは正しいっぽいが、ちょっと心に響かない。それでも、経済学の不効用は気になった。2018/07/25
しかっくま
0
市場原理・資本主義に関する批判的洞察・論説を求めて読んだ。震災前の2011年頃から2017年までの実際の出来事に関してのコラムが並んでいるため、記憶をたどりながら、その裏の理論やロジックに出会える。触りしか分からないので、原典に当たる必要があるが、特にロールズ「正義論」、ハンスヨナス「責任という原理」に興味が惹かれた。2018/08/25