出版社内容情報
企業がある地域のコミュニティに進出するさいに思い描く刊行デザインと、地域のあるべき姿などとの関係において生じかねない緊張関係を明治期以来の慈恵を通じて考察する。
内容説明
進出企業の思い描く観光構想と、受入地域独特の流儀・掟との相克・葛藤を解きほぐし、双方の融合を図るべき“観光デザイナー”の役割を歴史的事例で解明する。
目次
序章 観光デザインとコミュニティデザイン
第1章 仙台・松島の広域観光デザイン
第2章 門前町初瀬の観光デザイン
第3章 松之山温泉を一手に掌握した投資家の観光デザイン
第4章 城崎のコミュニティデザインを侵蝕した土地会社
第5章 嵯峨・嵐山のコミュニティデザインとコミュニティリーダー
第6章 芦屋のコミュニティデザインと首長主導の観光デザイン
第7章 観光デザインと地域コミュニティ
終章 観光デザイナー論
著者等紹介
小川功[オガワイサオ]
1945年疎開先・滋賀県五個荘に生まれ、兵庫県出身。1968年神戸大学経営学部経営学科卒業。1990年九州大学経済学部客員教授。1992年ニッセイ基礎研究所産業調査部長。1993年滋賀大学経済学部ファイナンス学科教授。2007年跡見学園女子大学マネジメント学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。