内容説明
こんな結婚、アリなんだ。快適なカタチだから長続きする。自分にあった結婚スタイルを探し、選び、そこにたどりついた女性たちが、その日々と本音を語る。
目次
第1部 カタチはなんでもいいじゃない―おもに事実婚(半同居婚「相方に夕飯を出すときは、一食1000円です」;別居婚「いっしょには住んでいないけど、でも家族は家族です」;おめでた事実婚「“なんでも夫婦で”って、しなくていいのよ」;子連れ初婚「結婚してないで産むってことに、なんで反対するの?」;女×女婚「たがいの人生の協力者でありたい」)
第2部 中身もなんでもいいじゃない―同居・法律婚(役割逆転婚「わたしがダンナを囲っているところはあります」;年の差婚「ハードルがありすぎて、いちいちかまってられなかったんです」;お見合い婿入り婚「相手に条件つけるんやったら、恋愛結婚にこだわらんでも」;浮気容認婚「セックスきっかけで別れるなんて、ちっちゃくね?」;じゃんけん妻氏婚「『じゃんけんで苗字きめる?』って聞いたら『いいよ』って」)
著者等紹介
大塚玲子[オオツカレイコ]
1971年生まれ、東京女子大学文理学部社会学科卒業。都内の編集プロダクションや出版社に勤めたのち、妊娠を機にフリーとなる。以来、編集者、ライターとして、書籍やムックの企画・編集・執筆などをおこない、離婚・結婚や、子ども、家族をテーマにした仕事を多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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リノン
17
ここ1年で、妹達が子連れ再婚、離婚、事実婚予定という今までになく、結婚について考える機会が多かったので、このタイトルを見て飛びつきました。私自身、結婚に疑問を持つことがなかったので他の人の結婚観を知ることができて勉強になりました。マイノリティな結婚を選ぶ女の人は皆さん、経済的に自立していることが大前提だなと感じました。だから世帯主でかまわないし、困らない。中村うさぎさんの結婚を知った時、驚いたが現在病気を経ても上手くいっている様子に、型にはまった結婚以外もあることに納得。でも、浮気容認婚はないな・・・。2014/11/20
まど
16
熟年結婚の体験談だと思って読んだら、入籍の有無、別居や通いもありの住まい方、浮気容認婚、年の差婚、同性婚、ヘテロとゲイの結婚などその人たちらしい居心地の良い結婚の体験談でした。共感できることもあればザラザラした気持ちになるところもあり。どんなつがい方であっても努力が必要で、掲載されている人たちは法律婚をする以上に努力をされていることがわかりました。夫の気持ちも聞いてみたい。とくに祝さん。2014/07/12
さとも
11
様々な形のつがい方について書かれた本。日本の中でマイノリティなカップル達はオリジナリティーがあるなと感じました。婚姻制度は後付けとという下りに納得。支え合っていく人たちの形が増えたらいいなと思いました。2016/02/29
おさと
10
結婚したーいと言っている人に読んでもらいたいなぁ、どうやって伝えようかなぁ…と思って再読。形式にとらわれずに、お互いが幸せになる道を自由に選べる世の中になればいいなぁと思う。「結婚=入籍」しなければならないという思い込みを外していく方向で。2015/05/31
✿yoko✿
10
『オトナ婚』って熟年の結婚かと思ったら、今の結婚制度の常識を覆す『オトナ』婚でした。確かに男性に家事って『やらせてしまってる』『申し訳ない』って気持ちがつきまとう。常識をぶち壊すって並大抵の努力じゃ出来ないな。2013/04/29