出版社内容情報
大正9年に発行された文科省検定済みの教科書地図帳を復刻。
目次
帝國位置圖
帝國區劃圖
關東地方図
東京市圖附横濱市圖
奥羽地方圖
本州中部地方圖
濃尾平野地方圖
近畿地方圖
近畿地方主要部等圖
中國及四國地方圖〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゅん
11
大正9年=1920年の帝国日本。朝鮮や台湾、樺太に加え委任統治していた南洋諸島が扱われている。山や川などの自然はそのままだけど、鉄路などは未整備もあれば、今は無いものがあったり。代わりに船便が充実していて、東京から銚子行の航路が江戸川を経由だったり、荒川放水路が計画線として書かれている。地図教科書に師管区・海軍区が明記されているのは時代なんでしょう。屋島や田原坂に古戦場記号⚔が載っているけど、今はもうないんだろうな。旧字体であること、地名が右書きなのは読み辛いけど、春日部が粕壁だった事に気付くのも嬉しい。2022/03/20
こばこ
1
さらっと読んだ。およそ100年前ということもあり、いろいろツッコミどころがあって面白い。個人的には、測候所の記載があるのが面白く、岡山の味野とかにあったり、対馬に3つあったりしたようのがかなり面白い。あと奈良がなくて八尾だったりするのも。また、人が住んで20年ぐらいの大東諸島の記述がやや曖昧なのが面白い。(北大東島と南大東島の距離がやたら空いて描かれてたりとかする。)2018/01/21