目次
序論―日本国憲法制定過程の性格
ポツダム宣言と日本国憲法
ポツダム宣言発出の背景(一)―連合国の戦後処理政策
ポツダム宣言発出の背景(二)―第一次世界大戦における戦後処理政策
ポツダム宣言発出の背景(三)―第二次世界大戦における戦後処理政策
ポツダム宣言発出の背景(四)―無条件降伏方式
ポツダム宣言発出の背景(五)―日本に対する無条件降伏方式の緩和
ポツダム宣言発出の背景(六)―天皇制をめぐる問題
ポツダム宣言に対する日本の対応
ポツダム宣言の受諾によって生じた状態と法的意義〔ほか〕
著者等紹介
庄司克宏[ショウジカツヒロ]
慶應義塾大学大学院法務研究科教授(Jean Monnet Chair ad personam)。ジャン・モネEU研究センター所長。1990年慶應義塾大学法学研究科博士課程単位取得退学。二松学舎大学国際政経学部専任講師、同助教授、横浜国立大学大学院国際社会科学研究科助教授、同教授等を経て現職。1995年より日本EU学会理事(2006~09年、理事長)、1996~97年までケンブリッジ大学ヨーロッパ法研究センター客員研究員、2010~11年まで日EU関係有識者委員会委員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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タロウ
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憲法制定過程を知りたくて速読する。参戦前からルーズベルトが、世界連合を意識して日本の戦後処理をすでに考えていた辺りのところは、凄いというかこんな国と戦争して勝てる訳ないと思った。たとえ、連合国が作ったものとはいえ、日本の立場はわきまえられているし、世界平和の理想のもと出来上がったものであることがわかった。新聞報道で知った日本国民も旧式の松本案よりもマッカーサー案を支持した。押しつけ憲法ではないと感じた。日ごろ、平和や人権のことを当たり前のように受け取っているが、過去の人達の苦労がわかった。2020/12/28