仏教の仮面を剥ぐ

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784798701592
  • NDC分類 180.4
  • Cコード C1014

出版社内容情報

覚り・無我・寛容・平和主義――本当にそうなのか? ダライラマ14世までも正面から批判しつつ、仏教の常識を真っ向から再検討。

タテマエに固執し理想化しよとする偏狭な「ネオ・ブッディズム」に立ち向かい、歴史のなかで多様性を持ちつつ生き続けた仏教の豊かさを眼を向けた仏教入門。

第?部 歴史の中の仏教 

「仏教は一つであり、多数である」 

「ブッダは、ただ一人覚りを達成した人間である」 

「仏教は、インドの宗教である」 

「仏教は、虚無の信仰である」 

「仏教は哲学であり、宗教ではない」 

「すべての仏教徒は覚りの達成を追求している」 

「仏教はあらゆるものが無常であることを教える」 

「カルマの信仰は、宿命論につながる」 

「仏教は自我の存在を否定する」 

「仏教は転生を教える」 



第?部 仏教と地域文化 82

「仏教は無神論的宗教である」 

「とりわけ仏教はスピリチュアリティそのものである」 

「ダライ・ラマは仏教のスピリチュアル・リーダーだ」 

「仏教徒であることは禅であることだ」 



第?部 仏教と社会 

「仏教は寛容な宗教である」 

「仏教は慈悲を説く」 

「仏教は平和的宗教である」 

「仏教は我々がみな平等であると主張する」 

「仏教は科学と両立しうる」 

「仏教はある種のセラピーである」 

「仏教は厳格な菜食主義を主張する」 

「仏教は僧侶の宗教である」 



結論 仏教か、それとも新仏教(ネオ・ブッディズム)か? 



主要参考文献 



訳者解説 

ベルナール・フォール[ベルナール フォール]
1948年生まれ。パリ第四大学でPh.D.を取得後、渡米し、コーネル大学、スタンフォード
大学を経て、コロンビア大学教授。同大学日本研究センター所長。禅・密教・神仏習合など、広い観点から日本宗教、東アジア宗教の研究を進めている。

末木文美士[スエキ フミヒコ]
東京大学大学院修了。東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。仏教学、日本思想史専攻。著書『鎌倉仏教展開論』(トランスビュー)ほか多数。

金子奈央[カネコ ナオ]
東京大学大学院修了。公益財団法人中村元東方研究所専任研究員。宗教学専攻。主要論文「『勅修百丈清規』における唱衣法の意義」(『東アジア仏教研究』9)ほか。

内容説明

「常識」を問う!仏教か、それともネオ・ブッディズムか?豊かな多様性を持ちつつ生き続けた仏教が、近代合理主義の行き詰まりに、打開の視座を提示する。

目次

第1部 歴史の中の仏教(「仏教は一つであり、多数である」;「ブッダは、ただ一人覚りを達成した人間である」;「仏教は、インドの宗教である」 ほか)
第2部 仏教と地域文化(「仏教は無神論的宗教である」;「とりわけ仏教はスピリチュアリティそのものである」;「ダライ・ラマは仏教のスピリチュアル・リーダーだ」 ほか)
第3部 仏教と社会(「仏教は寛容な宗教である」;「仏教は慈悲を説く」;「仏教は平和的宗教である」 ほか)
結論 仏教か、それとも新仏教(ネオ・ブッディズム)か?

著者等紹介

フォール,ベルナール[フォール,ベルナール] [Faure,Bernard]
1948年生まれ。パリ第四大学でPh.D.を取得後、渡米し、コーネル大学、スタンフォード大学を経て、コロンビア大学教授。同大学日本研究センター所長。禅・密教・神仏習合など、広い観点から日本宗教、東アジア宗教の研究を進めている

末木文美士[スエキフミヒコ]
東京大学大学院修了。東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。仏教学、日本思想史専攻

金子奈央[カネコナオ]
東京大学大学院修了。公益財団法人中村元東方研究所専任研究員。宗教学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Schuhschnabel

1
再読。前回読んだときはつっかえつっかえだったので気がつかなかったが、ダライ・ラマ14世の政治的物言いや無我と倫理的責任との関係など、記述の繰り返しが結構多いなという印象をもった。そのせいか、三部構成のそれぞれの特徴が少しわかりづらい。また、ある箇所では仏教における正統/異端を語ることに慎重な姿勢を示しているのに、別の箇所では正統という言葉が普通に出てくる。これを単に矛盾として切り捨ててしまうことは本書の仏教理解に反するのでしないが、まだ著者の真意をつかめていないという考えが強くなった。2021/05/22

Schuhschnabel

1
受講しているゼミの教科書なので読む。この本を読むまで、西洋圏の仏教徒の過半数がチベット仏教の信者であるとはつゆ知らず、仏教徒でない人が持っているイメージも、文化の中に仏教が埋め込まれている東~南アジアとはかなり異なるらしい。一方で、日本人も中国や韓国の仏教について知らないことが多いし、何なら日本の仏教を肯定的に捉えることもなかなか難しい。とはいえ、学究的な目的以外で仏教全体を体系立てて理解しようとする動きは無かったと思うので、一方を持ち上げて他方を貶めるというのは、結局その人の好みということになるのかな。2021/04/17

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