出版社内容情報
ICBMの関心が高まる今だからこそ刊行。軍事機密で実態に迫ることが厳しい内容に合わせ、大手軍事企業ロッキード・マーティンと太いパイプを持つ軍事研究者を著者に起用。最新の図版掲載。
内容説明
各種ミサイルの機能・動作・長短所を知る。システムの構成要素から種類・運用方式・開発まで、専門用語とメカニズムがすぐわかる!
目次
第1章 ミサイル入門
第2章 こんな場面で、こんなミサイル
第3章 ミサイルが飛ぶ仕組み
第4章 ミサイルを発射する仕組み
第5章 ミサイルの誘導と弾頭
第6章 ミサイルによる交戦
第7章 ミサイルの開発・配備とファミリー展開
第8章 ミサイルこぼれ話
著者等紹介
井上孝司[イノウエコウジ]
1999年春にマイクロソフト株式会社(当時)を退職して独立。当初はIT分野で、現在は航空・軍事・鉄道といった分野で著述活動を展開中。特にメカニズム解説や、センサー・指揮管制・情報通信などのシステム分野を得意とする。鉄道関連では「配線略図で広がる鉄の世界」(秀和システム)で、2010年3月に第35回交通図書賞一般部門・奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
17
話題(?)の極超音速ミサイルの取っ掛かりとおもったが、くだんの記事はなく。ただ色々なミサイルの 基本知識は得られた。 写真やイラストとアルファベット略語が多数掲載。得られたものは、やれるものは、やる。やらないものは、やられる。 太古のカンブリア爆発の生物の多様性と武装化のごとく、特化と進化は、生物の業だろう。2021/10/30
kk
14
図書館本。ミサイルの種類・構造、目標の捜索・捕捉・追尾、飛翔体の発射・誘導・制御、更にはシステムの構想・開発・配備などなどにまつわる基礎的な素養を一般読者向けに丁寧に解説。比較的網羅的で詳しく解説されているものの、個別機種についての記述は薄く、どちらかと言うとミサイル一般の仕組みといった面にウェイト。HGVやHCMなどは対象の外。もともと詳しい人には物足りないかもしれませんが、kk的には、知らなかったことや勘違いしていたことに気付かされたりして、それなりに勉強になりました。2023/11/17
おっとぅ
4
ミサイルがよ~くわかる本、でした。2017/11/18
030314
1
この時期(ウクライナ戦争)、軍事ニュースについていくための勉強となった。2017年発行。ちょっと古いので、最新版にバージョンアップしてほしいな。2022/04/20
鈴木
1
軍事技術ライターで有名な井上さんがミサイルの基礎について解説してくれている。内容自体はまさに基本的な内容だったが、知識の再確認及び誤解していた点の修正に役立った。他方で、章立てはあまりうまく構造化されていないので、本当の意味での初心者にとっては読むのが大変かもしれない。頭の中で各章の位置付け及び階層を整理する必要がある。2021/10/10