出版社内容情報
「立法行為」はどのように観念されるか。憲法学の見地から立法過程を規範的かつ動態的に考察。憲法学の見地から立法過程を規範的かつ動態的に考察。基本的にはウィーン法学派の動態的法理論に基づき、団藤教授によって提示された立法過程の重畳的な二面的動態理論に導かれつつ、立法過程をひとつの法現象と捉え、いわば「法現象としての立法過程」を規範的かつ動態的に考察する。
新 正幸[アタラシ マサユキ]
金沢大学名誉教授
内容説明
「立法行為」はどのように観念されるか。憲法学の見地から立法過程を規範的かつ動態的に考察。
目次
第1章 立法と立法過程(法律の概念;立法過程―議員立法、政府提出立法;議員立法―理論的見地から;補論1 権力分立論―特に現代における変容;補論2 唯一の立法機関)
第2章 立法行為(法現象としての立法過程と立法行為;判例からみた立法行為論1―法律の実体形成行為および法律議決を中心に;判例からみた立法行為論2―立法過程の形式面(手続形成行為)を中心に)
第3章 21世紀の議会制像(もう一つ議会制像―ハイエクの「一つの憲法モデル」をめぐって;二つの自生的秩序―市場システムと知的秩序のシステム;現代立憲主義像・管見―ケルゼンとハイエクの論争を素材として)
著者等紹介
新正幸[アタラシマサユキ]
金沢大学名誉教授。1945年奈良県生まれ。1970年東北大学大学院法学研究科修士課程修了、1985年法学博士(東北大学)。福島大学行政社会学部教授、関東学園大学法学部教授、金沢大学法学部教授を経て、2004年より2011年まで金沢大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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