原発に「ふるさと」を奪われて―福島県飯舘村・酪農家の叫び

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784796688758
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0095

内容説明

子どもや孫を被曝させた苦しみ、家族同然の牛との別れ、酪農仲間の自死。除染したって村にはもう戻れない―。放射能事故の被害者にしか語れない、3・11後の壮絶な葛藤、人間ドラマ。

目次

序章 何も知らされないまま「被曝者」にされて(三月一一日(金)―大震災発生
三月一二日(土)―第一原発一号機、爆発 ほか)
第2章 牛の命、人の命(四月一一日(月)~四月一八日(月)―「廃業しかない」
四月一九日(火)~五月二日(月)―酪農「休止」決定 ほか)
第3章 さらば、ふるさと(イノシシ、山に帰る;餓死した牛、それを食べる豚 ほか)
最終章 「農村」としての飯舘村は終わった(直訴;策士、策に溺れ、村、原子力ムラに牛耳られる ほか)

著者等紹介

長谷川健一[ハセガワケンイチ]
福島県飯舘村の酪農家。同村出身の58歳。飯舘村前田地区区長、福島県酪農業協同組合理事。東京電力福島第一原発事故による高濃度の放射能汚染により、その全域が「計画的避難区域」に指定された飯舘村。住民が避難し、人のいなくなった村の見回りを、長谷川氏は今も続けている。原発事故発生後に購入したビデオカメラで、村で起こった悲劇や現実を克明に記録。その後、全国各地で自らの体験を語り始めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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しふぉん

1
レポートのため大学図書館で借りて読破。多くの重大な問題が後回しにされ、隠蔽や過小評価されているようすがとても腹立たしかったです。一時の自己保身に走らず現状に即した動きをとったほうが最終的には誰にとっても得なのに。そんな中の長谷川さんの行動力や求心力はすごいと思いました。今はどうなっているのか分からないのが歯がゆいですが、頑張ってほしいです。2013/11/30

ぴろし

0
読み終わったので、TLOへ。 ふるさとを奪うのは原発だけじゃないと思うのだけれど。 そして、本当に奪われたものしかないの?2015/01/04

oyagonnta

0
市島 72012/06/29

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