草思社文庫<br> 古希のリアル

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草思社文庫
古希のリアル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794223180
  • NDC分類 367.7
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「老後」なんてものはない、という気がする。というか、「老後」などどうでもいい。
六十歳から七十四歳までの十五年間は「黄金の十五年」だの、「老後の豊かな暮らし」だの、「老後の性をどうするか」だのといった一々がやかましい。何歳になろうと、あるのは、人それぞれの一日一日の生活だけである。
わたしにとって今日という日は、「老後」の一日でも、「じじい」の一日でもなく、あくまでも「わたし」の一日である。(本文より)

人生に後悔はあって当たり前、楽しまないと損だなんて思わない――。
「自分なりの日々」を生きる70歳が、何をしてもいい(しなくてもいい)日々をユーモラスに綴る。
人気の「定年後シリーズ」がついに「古希」の世界に突入。

<目次>
第一章 古来希れだが、いまではふつう

「アラコキ」はなくて幸い
六十、七十は鼻たれ小僧といわれても
「手ぶら人生」という考えはいいのだが
古希に乾杯、のいい加減
みんなの「古希」
高木護という希有な人

第二章 もう「老後」がやかましい

老後、老後、老後
老人はただの金ヅル
麻生太郎の憂鬱
わたしは統計ではない
『養生訓』なんか読んでしまった
「勝手にさあ、元気なんだから」
人生一〇〇年より、平和一〇〇年

第三章 楽しまなきゃ損かね

どんな「外」を見るのか
タモリを知らない人が新鮮だ
映画『海よりもまだ深く』が苦手
後悔するのがあたりまえ
どうも著名人の本ってものは
人生、楽しんだもん勝ちか?
わたしもいい加減にすればいいのに

第四章 「死んだらあきらめるのです」

いつ死んでもおかしくはないが
気楽に生きるだけ
テレビドラマ「すいか」が素晴らしい
死をかんがえすぎない
死ぬことも知らないままに
俳優入川保則の「命なりけり」
現代日本の戦人(いくさびと

第五章 自分を育ててくれたことの奇跡

ただ親と子というだけで
風間トオルの祖父母
人に好かれるのはあたりまえではない
パリの古書店を買って
「木は根に拠って立つ」
自分の流儀で生きるしかない

第六章 昨日の雨、今日の青空、明日は知らぬ

こんな早起きはうれしくない
PCが壊れたと思い狼狽える
申し訳ありませんでした
北方謙三を読む一年
「じいさん」になる日
自立する熊本のサムライおばあさん
未来の日記

第七章 ふらりふらりの自由

「好きこそものの上手なれ」
さかなクンの天真爛漫
今度はバッタだ
現代の「村八分」が疎ましい
個人の自由を認めてこその「和」
家のなかの「旅人」
老後や余生の一日ではなく、「自分」の一日

内容説明

人生に後悔はあって当たり前、楽しまないと損だなんて思わない。「自分なりの日々」を生きる70歳が、牛来する思いを軽やかに綴る。

目次

第1章 古来希れだが、いまではふつう
第2章 もう「老後」がやかましい
第3章 楽しまなきゃ損かね
第4章 「死んだらあきらめるのです」
第5章 自分を育ててくれたことの奇跡
第6章 昨日の雨、今日の青空、明日は知らぬ
第7章 ふらりふらりの自由

著者等紹介

勢古浩爾[セココウジ]
1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。洋書輸入会社に34年間勤務ののち、2006年末に退職。1988年、第7回毎日21世紀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

46
2018年刊。前著『さらなる定年後のリアル』では凡人だと悟った著者だが、本書でヒネクレオヤジが復活。我々一人ひとりは「みんな」でも「平均」でもない。個人の自由こそが至宝。楽しいのは良いけど「楽しまなければ」となると不自由。やったもん勝ちとか後悔したくないなんて息苦しい。枯れたフリをするのもバカらしい。世界はただ美しく、しかもデタラメなものとしてただ在る。他人に押し付けず、他人を尊重できる限り、自由な流儀で生きれば良い。飲み会に行かないのも流儀。自由が嫌いな人は、「自由が嫌い」と言える自由を味わえば良い。2021/04/20

団塊シニア

21
巷にあふれてる定年や老後に関する本とは一味違う人生観、古希を迎えてもブレナイ内容、自分自身に対する関心を失っていないという言葉に同じ古希を迎えた者として勇気づけられる。2018/03/30

sayzk

10
この著者の本も五冊目。どの本も一貫して「都市をとったら好きなように、自由にしろ。なんもしなくてよし。」。 しかし今回、本氏がこのように著作業をしていることについてはちょっぴり詫びをいれる正直さ。また「定年後七年目のリアル」と言う本でも述べていたが、やっぱりこれまでに努力してるよ。私らはホンマにだらだらと歳だけとってしまったね。2023/01/06

かんたろー

8
相変わらずの勢古節に満ちているが前著より些か肩の力が抜けて馴染みやすい。世間の風に逆らい自我を貫こうと行った姿勢が減じたせいかも知れない。この人は力が抜けて我が道を行くような主張をしながら、世間に挑戦する姿勢が見え見え見え隠れでもうちょっと戦闘的な部分がなければ、読みやすいなぁって気がしていたが、その付近に近づいたようですね。2019/04/28

ネコ虎

8
前半は「古希のリアル」ならぬ「コキ降ろしのリアル」である。痛快だが、老人ネタには広がりがないので勢古節も飽きてきた。中盤からの「楽しまなきゃ損か」からいつもの勢古節が戻ってきた。是枝映画批判も肯ける。どうせ後悔するなら「して」後悔するほうがいいという風潮について、それだけが真実ではないというのもいい。楽しい楽しいがうんざりで、人生を勝ち負けで決めるのもうんざりというのは勢古ならではの言い方か。最後の村八分評価は当たり前過ぎてちょっと残念。2018/07/10

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