「日本の朝鮮統治」を検証する 1910‐1945

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「日本の朝鮮統治」を検証する 1910‐1945

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794219978
  • NDC分類 317.8
  • Cコード C0022

出版社内容情報

近年アメリカでは日本の朝鮮統治に関する実証研究が進み、??史上最も苛酷な植
民地支配?≠ニいった民族主義の視点に立つ??暗黒史観?≠ヘ修正されつつある。米国
の歴史学者が10 余年に及ぶ研究にもとづきこれを検証。日本統治下の朝鮮で
は現実主義、相互主義的でバランスのとれた政策が実施され、それが戦後韓国
の発展の礎となったと結論づけた瞠目の書!

・山縣有朋の朝鮮同化計画の真意
・朝鮮に適用された「司法の独立」
・西欧植民地との比較――教育、社会経済政策、公衆衛生
・朝鮮総督による土地改革、刑法改正
・??軍部の指導性?≠フ神話
・希望と可能性の地だった朝鮮……

【著者紹介】
ハワイ大学マノア校歴史学部名誉教授(近代日本政治史)。著書に『伊藤博文と明治立憲政』他。

内容説明

日本の朝鮮統治史研究においては、統治下の朝鮮の人々の否定的な体験に焦点をしぼった民族史観的パラダイムが大勢を占めてきた。だが、こうした体験談のみで朝鮮統治のすべてを語れるのだろうか。アメリカの2人の研究者が、あくまでも史実に基づき、可能な限り客観的にこれを検証。本来の意味での修正主義史観による最新の研究成果を紹介しつつ、日本の統治政策が「当時としては驚くほど現実的、穏健かつ公平で、日朝双方の手を携えた発展を意図した」ものであり、朝鮮の近代化に貢献し、戦後韓国の奇跡的な発展に繋がったことを明らかにしてゆく。ナショナリズムに偏した一面的な歴史認識に180度の修正を迫る第一級の研究書である。

目次

1 統治史研究の最前線
2 統治の実相
3 統治と司法
4 日本の統治と近代化
5 軍人と文官
6 統治政策の評価

著者等紹介

アキタ,ジョージ[アキタ,ジョージ] [Akita,George]
ハワイ大学マノア校名誉教授。近代日本政治史研究の世界的泰斗。1926年ハワイ生まれの日系二世。51年ハワイ大学卒業(政治学専攻)。ハーバード大学に進学し、修士号(東アジア政治史)を取得。同大学院で東アジアの言語・歴史学を専攻し、60年に博士号取得。61年~85年ハワイ大教授。退官後は日米で新たに研究・執筆活動を展開し今日に至る

パーマー,ブランドン[パーマー,ブランドン] [Palmer,Brandon]
コースタル・カロライナ大学歴史学部准教授。1970年生まれ。97年、ブリガム・ヤング大学にて修士号取得(国際関係論)、2005年ハワイ州立大学マノア校にて博士号取得(朝鮮史)

塩谷紘[シオヤコウ]
ジャーナリスト。1940年生まれ。AP通信社勤務、リーダーズ・ダイジェスト誌日本版編集長、文藝春秋北米総局長を経て、フリージャーナリストの活動を展開。シンクタンク「太平洋世紀研究所(The Pacific Century Institute)」理事として日韓関係緊密化の方途を探る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koning

18
日本の近代政治史専攻のアキタと朝鮮史専攻のパーマーによる朝鮮統治時代の日本の政策について既存の各論を検証する本。章立てがどうもバラバラっぽい所でバランスが取れていない気はするが、修正主義史観と民族主義史観とに分けて今まで過剰に民族主義史観的な(どちらかというと被害者の主張を鵜呑みにしすぎる傾向)を指摘して実際には概ね優秀な統治だったんじゃないの?という主張をする。とりあえずこれの英語版が出版されるのを楽しみに待ってみたい気がする。2013/11/13

kenitirokikuti

10
主著者のG.アキタは1926年ハワイ生まれの二世。著者は1993年に『大国日本 アメリカの脅威と挑戦ーリビジョニストの思想と行動』を記したのだが、本書は修正主義的立場からの記述である。著者は元々リビジョニストに同調していたわけではないのだが、日本の朝鮮統治について実証調査すると、収奪的なところはなかった、と結論に至ったようす。明治日本では徴兵に関し民衆の暴動が起きたが、朝鮮の徴兵は平和に行われたことに気づいたのがきっかけらしい▲総督府は1946年に朝鮮の義務教育化を画策していたそうな。2018/12/15

isao_key

9
タイトルと内容が一致していなくはないが、タイトルから離れた記述部分がかなり多い。先日読了した『THE NEW KOREA』が主観的事象を排し、公式統計の一次資料を使った分析がなされているのに対し、本書では、自ら調査したのではなく、他の研究所、著作からの引用、孫引きが多々あり、証言に基づく記述もかなり見られる。その点では、簡単には鵜呑みにできない。植民地下での教育についての記述が目を引く。フランス領西アフリカの教育は、フランス当局による最も甘い見積もりでも千人につき4.7名の子供しか学校に行けなかった。2015/05/27

南北

8
「日本の朝鮮統治」時代を検証した本です。反日感情を振りかざすような論調が韓国人や韓国系アメリカ人だけではなく、それ以外のアメリカ人にも見られますが、それらを一刀両断にするのではなく、冷静によい点と悪い点に切り分けるかたちで論証を勧めています。一例を挙げれば、「「超国家主義」や「軍国主義」などといった過激な表現は十分に注意して用いるべきだということだ」という筆者の言説は学者として尊敬に値するものだと思います。2018/05/28

勝浩1958

6
民族史観派によるナショナリズムに偏した日本の朝鮮統治の評価への異議申し立ての書であるのだが、一つの事実であっても様々な解釈が成り立つが、そこに往々にして自己に都合の良いように資料の捏造・嘘・隠蔽が紛れ込んでくる。 歴史を語るのは語られる国以外の第三者による方が説得力があるように思えるのだが、いかがなものであろうか。2013/12/13

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