出版社内容情報
旅の達人、池内紀による全国の町村探訪記。町を選ぶ基準は、1.経済的に自立していること、2.歴史など由緒があること、3.個性がありそうなこと。とはいえ、行ってみるまで現実は分からない。自立どころか米軍のお膝元だったり、
内容説明
旅はやっぱりやめられない!独特の観察眼と楽しみ方で、日本文化の重層性を再確認する旅へと誘う池内流・紀行エッセイ。
目次
1 町の見つけ方(開拓者精神―北海道・森町;鳥の休み場―青森県・黒石市 ほか)
2 町の歩き方(大利根のほとり―千葉県・銚子市;旧家の訓―長野県・須坂市 ほか)
3 共存共栄(鮭もどる―新潟県・村上市;「そこそこ」の哲学―福島県・棚倉町 ほか)
4 隠れ里(楓軒の旅―福島県・桑折町;秘境の発見―福島県・桧枝岐村 ほか)
5 町のつくり方(起業精神―埼玉県・深谷市;八福神のお出まし―新潟県・糸魚川市 ほか)
著者等紹介
池内紀[イケウチオサム]
1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者・エッセイスト。主な著書に『ゲーテさんこんばんは』(桑原武夫学芸賞)、『海山のあいだ』(講談社エッセイ賞)、『恩地孝四郎―一つの伝記』(読売文学賞)など。訳書に『カフカ小説全集』(全6巻、日本翻訳文化賞)、『ファウスト』(毎日出版文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件