内容説明
個人の自由、他者との共存、新たな共同性は、いかにして可能か。「いま・ここ」の現象の襞を読み取り、他者への通路を見出す。メルロ=ポンティの哲学的企てをその深部でとらえ、デリダやフーコー、バリバール、ランシエール、ナンシー、ラクー=ラバルトらとともに、「共同性なき共同体」あるいは「肉の共同体」という新たな問いの地平を切り開く哲学思想の新境位。
目次
新たな共同性を求めて;1 政治的なものの現象学―メルロ=ポンティを読む(コミュニオンからコミュニケーションへ;自由の両義性 ほか);2 哲学的なものと政治的なもの(政治的なもの「から」の引退―ナンシー+ラクー=ラバルトと「政治的なものについての哲学的研究センター」;「政治」はデモスとともに―ランシエールと「政治」の哲学 ほか);3 隷属知の解放のために(沈黙から言表への「中継器」として―「監獄情報グループ」とフーコー;移民・市民権・歓待―サン・パピエの運動とバリバール、デリダ ほか);4 「肉の共同体」へ(全体主義・ヒューマニズム・共同体―サルトルと「余計者」の共同体;存在論としてのコミュニズム―ナンシーと「有限なる現前性のコミュニズム」 ほか)



