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出版社内容情報
メディア表象や言説の詳細な検証を通して通説に挑み、背後に隠れたモダニティへの抵抗、戦後の光と闇を炙り出す斬新な戦後文化論。
内容説明
映画、テレビ、音楽、雑誌等に現れる“昭和ノスタルジー”は、単純な懐古にすぎないのか。メディア表象や言説の詳細な検証を通して通説に挑み、背後に隠れたモダニティへの抵抗、戦後の「光」と「闇」を炙り出す斬新な戦後文化論の誕生。
目次
ノスタルジアと神話―社会現象としての「昭和ノスタルジア」
第1部 (記憶とナラティブ;記憶のポリティクスの発掘と救済―ラディカル・デモクラシーのメディア学)
第2部 (「昭和ノスタルジア」をめぐる知的言説と「戦後」パラダイムの問題;外部としての「昭和」―東京タワー・未完性・喪 『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズと『東京タワ‐オカンとボクと、時々、オトン‐』;叛逆への憧憬―「技術立国」の神話と構造 『プロジェクトX‐挑戦者たち‐』;「陰画」の交錯―戦後の「闇」、偶発的な節合と炭鉱映画の系譜学 『フラガール』;「自己像」と「自画像」の拮抗と恢復―大阪万博と「モラトリアム世代」 『20世紀少年』と『クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』;「近過去へのクリティカルな執着」と言説空間の複数性―「昭和ノスタルジア」が意味するもの)
エピローグ 世界と政治との節合
著者等紹介
日高勝之[ヒダカカツユキ]
1965年大阪生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、NHK報道局ディレクターを経て、英ロンドン大学(SOAS)大学院メディア学研究科博士課程修了。ロンドン大学Ph.D.(博士)。英オックスフォード大学客員研究員、立命館大学産業社会学部准教授などを経て、立命館大学産業社会学部教授。専門はメディア学、文化社会学、記憶研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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