内容説明
世界の音に、耳をすませば…アジアの音、アフリカの歌、ヨーロッパの響き―その背景にはどんな文化や歴史があるのだろう。フィールド発、豊かな音楽世界への招待状。
目次
生活 生活と音楽―聴きなおす生活の音と音楽
表象 音のアラベスク―ウンム・クルスームの歌“アル‐アトラール”を例に
歴史 創出された伝統―解放後の韓国における“大吹打”の復興
伝統 変容しつつ生きる伝統―バリ島の音楽集団
古典 日本古典音楽の民族性―琵琶楽にみる変化と固定
現代 パン・アフリカン・ミュージックと現代の音楽文化―ディアスポラの視点から
大衆 二〇世紀沖縄におけるポピュラー音楽の展開―新民謡から沖縄ポップへ
集団 時代と地域に適応しながら生きる音楽―ハンガリーのロマ
声楽 せめぎあう多民族の文化―中国の伝統歌謡と音楽
宗教 信仰と音楽―南アジアのヒンドゥー教徒と歌
著者等紹介
櫻井哲男[サクライテツオ]
阪南大学国際コミュニケーション学部教授。アジア音楽の比較研究、音の文化論
水野信男[ミズノノブオ]
兵庫教育大学名誉教授。民族音楽学、西アジア音文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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