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内容説明
いま、マス・メディアとは異なる、「市民の参加する、市民のつくるメディア」のあり方に注目が集まっている。地域の小さな新聞、CATV、FM放送、広告…若者たちに新しい進路を提供している、地域メディアのあり方を追う。
目次
地域メディアの俯瞰
地域メディア小史―新しい視座転換に向けて
地域メディアと地域調査―地理学の視点から
地域メディアと地方政治
住民と広報・広聴・情報公開
コミュニティ・ガバナンスと地域メディア
地域メディアとしての電話帳・タウン誌と広告
盛り場・イベント・フィルムコミッション―地域における映像メディアの位置づけ
地域社会と口コミ、風評の仕組み
メディアを通じた地域づくり
バリアフリー社会のコミュニケーションを考える
学習手引き
著者等紹介
田村紀雄[タムラノリオ]
現在、東京経済大学教授、大学院コミュニケーション学研究科委員長。学会、日本情報ディレクトリ学会会長、日本インターンシップ学会副会長など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかだこうへい
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大学教授らを相手に、地域メディアとコンテンツについて話す機会が生じ、急いでAmazonで購入した。1970年代にもてはやされた「地域の時代」に合わせて地域情報紙は興隆を見せたが、現在は、売上主力の広告料がWebメディアに押されて苦しいのが実情だ。本書ではかなりの期待感を持って描かれているだけに、「今はかなり苦しいよ」と伝えたくなる。 だが、いつの時代も情報が求められなかった時代はなかったのも事実。生活者にとって必要な情報を、的確に届けることのできるメディアこそ、今後生き抜くための分水嶺になるに違いない。2019/09/08