出版社内容情報
人類の知的な創造物を収集して提供する図書館の改革を提言し続けてきた著者が、戦後の図書館の歴史を振り返り、これからの図書館サービスの理念を大胆に提起する。
大学図書館や専門図書館など、多種多様な図書館のなかでもとりわけて公共図書館は、地域住民のために本と知識・情報を収集し提供して、地域住民の仕事や生活の質を向上させ、地域社会をより創造的な社会にしていくための施設である。言い換えれば、図書館の目的は、利用者である地域住民がさまざまな願いや計画を実現するためにそうした活動をうながし、支援すること、また創造的な地域社会の実現に寄与することだ。
そのためには、調べることに関するサービスを充実させ、なによりも図書館員一人ひとりが、レファレンスの専門職として知識と技能を高めていく必要がある――この基盤になるあり方を自身の経験も織り交ぜて詳しく提言する。
21世紀の図書館がさらに進化するための提言集。
内容説明
公共図書館は、地域住民のために本と知識・情報を収集して提供し、仕事や生活の質を向上させ、創造的な社会にしていくための施設である。そのためには、図書館員一人ひとりがレファレンスの専門職として知識と技能を高めていく必要がある―この基盤を経験も織り交ぜて提言する。21世紀の図書館がさらに進化するために!
目次
第1部 図書館のこれまでとこれから―個人的な経験から(戦後の図書館と図書館法;図書館振興の新たな展開―一九七〇年前後;一九七〇年代からの図書館活動;一九九五年、ブリュッセルG7情報関係閣僚会議;図書館のあり方についての疑問と批判 ほか)
第2部 これからの図書館のサービスを考える(図書館サービスの基礎について考える;図書館で「調べる」を考える;レファレンスサービス(質問・回答サービス)と情報源について―最近の変化を中心に
学習、読書、地域などのサービス・活動)
著者等紹介
大串夏身[オオグシナツミ]
1948年、東京都生まれ。昭和女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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