感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
honyomuhito
70
羆小説が好きだと言っていたら、ゴールデンカムイを貸してくれる人がいて、ゴールデンカムイを面白いと言っていたら、アイヌのムック本を貸してくれる人がいる。実に幸せなことである。ゴールデンカムイがらみなので、キャラクターの説明があることもさることながら、アイヌ文化について、衣食住、信仰、言語、歴史などについて、豊富な写真とともに構成されていて非常に興味深い。食べ物の章にラッコのくだりがなかったのが、個人的には残念だった笑。https://chirakattahondana.com/今こそ知りたいアイヌ/2019/03/13
Die-Go
58
漫画『ゴールデンカムイ』での知識しかアイヌのことを知らず、入門編として最適だった。北海道に住んでいた時に意外に近くにアイヌの文化があったことを知り、今更ながら関わらなかったことに残念な思い。★★★★☆2021/01/18
三森紘子
8
1年くらい前に出たムックだけど重版されたようです。アイヌ文化がとても丁寧に紹介されていて、知らないことばかりでこの機会に読めてすごく良かったな。前半はゴールデンカムイのファンブックみたいな作り。漫画のコマもかなりたくさん引用されているけど、たぶん資料としてそのまま使えるくらい漫画の描写がしっかりしているのだろうなと想像しています。写真も満載。正装のエカシたちがかっこいい。2018/04/21
あさみ
8
北海道関連の本の紹介をする機会にシュマリを選んだら、かなり上の上司の目に止まったらしく、不思議な回覧経路で手元に(笑)巻頭にゴールデンカムイの紹介があり、前半は漫画のエピソードも混ぜつつ文化についての解説。アイヌの人は狩猟民族。明治期の気候と農耕開拓の歴史を見ると、北海道での狩猟文化は理にかなった生活方式だったのかも。後半は歴史について。子どもの頃お宅にお邪魔したご近所さんが、後からアイヌの方だったと知った。好奇心旺盛な子どもが何も気づかない生活。それが、アイヌの歴史を消してきた証なのかもしれないと思う。2017/02/11
りー
6
買っちゃいました♪写真満載♪漫画｢ゴールデンカムイ｣と絡め、基本的な歴史や文化が載っているので、入門編には良し。恥ずかしながら、松前藩が出来た経緯、初めて知りました。日本史で習った覚え無し。(1457年、和人の蠣崎氏がアイヌに勝利して支配を拡大。秀吉の死後、蠣崎氏が松平の｢松｣&前田の｢前｣を合わせて｢松前氏｣に改姓→藩の名に)神々の物語カムイユカラを詠うのは女性で、人間の英雄物語ユカラを詠うのは主に男性、というのも面白かった。漫画｢不思議の国のバード｣のバードさん、アイヌとも交流してたのね！すごいなー！2018/04/02
