ネット狂詩曲

個数:

ネット狂詩曲

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779125096
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0097

出版社内容情報

終わりなき ネット時代の から騒ぎ



2017年11月に刊行(初版90万部!)されるや

中国で大きな反響を呼んだ最新作、早々に日本語訳が登場!



ここ数年、中国のネットを騒がせた事件をまとめて、

実はすべて一人の人物につながっていたとする小説である。



旅先でコールガールになった女性、

手抜き工事で崩落した橋の責任者、元省庁夫人、

美人局をする自警団などなど…。

住む場所も身分も貧富もまったく違う見ず知らずの

四人の男女が描く悲喜劇。



彼らが織り成す荒唐無稽な阿鼻叫喚は、

やじ馬にとってはこの上ない楽しみとなる。



原タイトル「吃瓜時代的児女們」は、

ネット時代に他人の騒ぎを見物して楽しむ人々を意味する。



現代中国髄一のユーモア作家・劉震雲が

辛辣な筆致で現代中国の問題をえぐり出す!



原書については邦訳前からも大注目で、

『週刊 エコノミスト』(2018年5月22日号)の

「海外出版事情」コーナーにて、

元獨協大学教授・辻康吾氏による書評が出ています。

劉 震雲[リュウ シンウン]
著・文・その他

水野 衛子[ミズノ エイコ]
翻訳

内容説明

ここ数年、中国のネットを騒がせた事件をまとめて、実はすべて一人の人物につながっていたとする小説である。旅先でコールガールになった女性、手抜き工事で崩落した橋の責任者、元省長夫人、美人局をする自警団などなど…。住む場所も身分も貧富もまったく違う見ず知らずの四人の男女が描く悲喜劇。彼らが織り成す荒唐無稽な阿鼻叫喚は、やじ馬にとってはこの上ない楽しみとなる。原タイトル「吃瓜時代的児女們」は、ネット時代に他人の騒ぎを見物して楽しむ人々を意味する。現代中国髄一のユーモア作家・劉震雲が辛辣な筆致で現代中国の問題をえぐり出す!

著者等紹介

劉震雲[リュウシンウン]
1958年中国河南省延津県生まれ。1973年から1978年まで人民解放軍兵士、1978年北京大学中国文学科入学、1982年同大学卒業後「農民日報」勤務、1987年発表の『塔鋪』で注目される。2011年『一句頂一万句』で第八回茅盾文学賞受賞

水野衛子[ミズノエイコ]
1958年東京都生まれ。1981年慶應義塾大学文学部文学科中国文学専攻卆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

63
確か新聞の書評を読んで図書館予約したと思う。中国のネット事情が、もっと描き込まれていると思っていたが、そうでもなかった。ただ、中国底辺の人々や腐敗した高官世界が、売春や買春、ネット上のスキャンダルと合わせ描かれる。しかも、実際にあったことが元になっているらしい。中国のネット世界も怖いのだなぁ。2018/12/25

星落秋風五丈原

32
牛小麗は怒っていた。「こんなはずではなかった」甲斐性のない兄牛小実にやっと後添い宋彩霞が見つかり、結納金を払うため金貸しに舌を入れるキスまで許したのに、宋彩霞は結婚5日で姿をくらました。婚約者がいて結婚間近の牛小麗は、金を取り返すために宋彩霞と同郷だと言う辛家の嫁・朱菊花を連れて故郷に向かうが、何と今度は朱菊花に旅費を持ち逃げされてしまう。“来た時よりも美しく”ならぬ“来た時よりも貧しく“なってしまった牛小麗は、あるビジネスに手を染める。場所も怒りの元も別々な3人がある事件で繋がり、ネットを介して広まる。2019/06/05

どぶねずみ

29
こういう言い方は失礼だけど、私は中国という国の社会を昔から信用していない。私が学生のときに留学していた友人たちは皆「警察に知り合いがいれば、無試験で運転免許証を作ってくれる」とか、公的な書類全てがインチキで当てにならないと話していたからだ。この本のなかでも未だに汚れた社会が紹介された。日本にも裏社会と呼ばれるものはあるけれど、これがネットであからさまにはなるというのは少ないだろう。私の友人たちのためにも、よい国に変わってくれることを祈るばかり。2019/02/19

naginuko

8
今まで読んできた中国文学では、面白さでは一番だった。構成も見事で最後に誰かがどこかで繋がっているといううのも上手いと思った。中国事情をよくわかっているともっとよく笑えるのだろう。映画も観てみたいものだ。2019/12/30

冬薔薇

6
ネットで話題になった様々なニュースを上手に絡めて繋いだ小説。現代中国の縮図が垣間見られて、着想展開ともにいい。嫁に逃げられた兄に、高利貸しから金を借りて遠くの村から嫁を探してくる妹。大金をだまし取って逃げた兄嫁を探す旅に出る妹。人は見かけによらない、騙し騙されの人生。次の出世競争と汚職の小役人、李安邦この物語が一番面白い。ろくでなしの息子に言われる「生まれた時代が悪かった宋代に生まれていればとっくに梁山泊に行ってあんたらみたいな汚職役人をやっつけている」と。付録2も面白い。最後に全て繋がる。2019/12/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12960858
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。