出版社内容情報
カナダ最東端、マイナーな地域の歴史物語から
見えてくる、世界のダイナミクス。
ラブラドールレトリーバー、
ニューファンドランド犬の発祥地として知られる
ニューファンドランド。
カナダ最東端のこの地は
イギリス最古の海外植民地として成立した。
イギリスの「お荷物」だった辺境の地は、
その豊かな漁場のために漁業基地となり、
カナダとヨーロッパをつなぐ玄関口として発展していく。
独自性と生き残りを賭けた
辺境の地の歴史にみる、
もうひとつのカナダ史、
そしてもうひとつのイギリス帝国史。
内容説明
カナダ最東端、独自性と生き残りを賭けた興亡の歴史―。イギリス最古の海外植民地だった辺境の地が「カナダになる」までを追うことで浮かびあがる、もうひとつのカナダ史、もうひとつのイギリス帝国史!
目次
第1部 カナダ編入前史(イギリス最古の海外植民地;カナダとの統合案の挫折;名ばかり「ドミニオン」の果てに)
第2部 カナダ編入(第二次世界大戦のスポットライト―北大西洋防衛の要として;カナダ編入への最終章)
附録 カナダ植民地・州の変遷(ニューファンドランドと他地域)
著者等紹介
細川道久[ホソカワミチヒサ]
1959年生。東京大学文学部、同大学院人文科学研究科博士課程をへて、鹿児島大学法文教育学域法文学系教授。博士(文学)。第1回日本カナダ学会賞(2016年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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