出版社内容情報
1970年頃から2010年頃までの概ね40年間に名鉄で活躍した、日車製の車輌を精密なイラストでご覧いただくものです。名古屋鉄道（名鉄）は、名古屋を中心に愛知・岐阜両県にまたがる15路線444.2kmの鉄道事業を行なう、国内第3位の規模を持つ私鉄です。旅客車輌は1,068輌（国交省鉄道局 鉄道統計年報平成27年度）を有しますが、首都圏や関西圏の大手私鉄とは異なり、編成単位が小さいことに加え、路線環境や輸送形態が多岐にわたることからも車輌のヴァリエーションが豊富なことは大きな特徴です。
この名鉄の電車は歴代そのほとんどが、地元に本社や工場を持つ日本車輌製造（以下日車）によって作られてきました。
本書は、1970年頃から2010年頃までの概ね40年間に名鉄で活躍した、日車製の車輌を精密なイラストでご覧いただくものです。イラストの作者である近藤克実氏は長年、日車で名鉄をはじめいくつもの民鉄の車輌デザイン業務に携わってこられ、その経験や観察眼、プロの拘りで描き上げられたイラストは、眺めて楽しいだけでなく、写真でも果たし得ない資料的価値を持つものといえましょう。
■コンテンツ
◎車輌図鑑：一般車編、特急車編、600V車 電気機関車 荷物電車編
◎コラム：2010年以降の「新顔」たち、日車製以外の名鉄車たち、7000系保存車
◎元日車デザイナー＆本書イラスト作者インタビュー 近藤克実さんに聞く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
6
散々の延期を繰り返しまくって7月にようやく刊行された。中身はイラスト集である。名岐モ800形・850形から始まる本線系の特急車や一般車を全部イラストで収載しているが、名鉄では珍しい日車製以外の車両は写真だけで（機関車が顕著）、しかもモンキーパークモノレール線に関しては一言も触れていない。岐阜600V線に関しては廃線時まで残ってた一部の車両にとどまる。また、ビフォーアフターの多かった車両も少なくないが、ビフォーアフターの比較もお粗末。期待とは裏腹に残念な出来の部分も少なくなく値段の高さからして「?」がつく。2018/07/23
たいそ
3
2018年。名鉄は豊橋～名古屋～岐阜の本線を年に一回ぐらい乗ることがある。いつまでも古い車輛を大事に走らせているイメージがあったが、それは過去のことで、もう10年早く気づいていれば、おもしろい車輛に乗ることができたはずなのが残念。5000系からパノラマカーにつながっていく変遷がおもしろかった。イラストだったのでそういう見方になったのかもしれない。2018/09/30
しい
0
年中さんのときほど、電車LOVEではないので反応もいまいちでした。2018/09/29
三浦正
0
学生時代と結婚後職員住宅時代の計約10年間を除き、生まれた時から名鉄名古屋本線に沿った所に住んでいる。おまけに、踏切遮断機からも近い。だから、電車は嫌いではないし、観るのは他私鉄・JR問わず好き。 しかし、何なに系とか車輌番号とかに興味・関心を持つほど「鉄ちゃん」にはならなかった。 2018/09/17
