内容説明
そうじ、おつかい、だんなさんのおともなど、いっしょうけんめいはたらく子ども、でっちさん。いつもいそがしいでっちさんは、お正月、どうやってすごしているのかな?
著者等紹介
桂文我[カツラブンガ]
1960年三重県生まれ。1979年桂枝雀に入門。1995年四代目桂文我を襲名。現在、年間300回程の落語の高座をつとめる。全国各地で「桂文我独演会」「桂文我の会」を開催
国松エリカ[クニマツエリカ]
1962年、大阪に生まれる。デザイナーを経て絵本作家になる。ワークショップ「あとさき塾」1期生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
53
お正月の朝、お店の旦那さんが店のみんなを起こす。縁起のいいことをしたい旦那さんをよそに、みんな縁起の悪い事ばかり言う。特にさだきちは気が利かないのか、へまばかり。▽そもそも小学生には、でっちと旦那さんの関係から理解してもらえない。正月だから縁起のいいことをしたいという気持ちもわかってもらえない。どうしようかな。▽とも思ったけど、お正月らしい雰囲気の絵本はなんとなく縁起がよさそうなので、わかるわからないは別にして手に取ってほしい。2019/02/15
たまきら
25
新着コーナーから。定吉さんとご隠居さん、とくればこれは落語ですね。金馬の「茶の湯」が大好きだった自分、懐かしく楽しく読みました。こういう商人系の落語は大阪・船場の言葉も美しい人にぜひ読んでいただきたいものです。かわいい、めでたいお話です。おたまさんは絵に出てくる様々なものが楽しかったみたいです。2019/02/01
ヒラP@ehon.gohon
22
お正月の縁起かつぎの、ちょっと変わったお話です。 お正月の朝、起きた所から挨拶回りまで、小僧たちを持ったお店のお話。 めでたいが、眠たい、煙たい、冷たいと「タイづくし」で引っ張っておいて、オチには「鶴は千年、亀は万年」をもじって笑わせてくれました。 お正月に「梅昆布茶」を飲むとか「小芋と大根ばかり入ったお雑煮」とか、知らないことも出てきて興味深く感じました。 2019/01/24
おはなし会 芽ぶっく
18
落語絵本。語り口ももちろん落語。旦那さんとでっちのさだきちのやりとりが面白い。お正月らしくめでたく終わって良かった。2022/05/15
雨巫女。@新潮部
16
《図書館-新着》旦那さんと丁稚のさだ吉の会話が、楽しい。お正月は、特に縁かつぎするのかも。2019/04/19