出版社内容情報
蒐集の情熱と、快楽と、困惑のはざまで揺れる9人へのインタビュー集
自分がやらなきゃ、誰がやる? ひたすら集め、しつこく集め、記録する……
本好き・本屋好きに愛された書物雑誌『sumus』(スムース・1999年〜)に掲載されたインタビューを中心に、佐藤真砂(古書日月堂)さんへのインタビューと、都築響一さんとの対談を新しく収録。
※本書は南陀楼綾繁著『編む人 ちいさな本から生まれたもの』(ビレッジプレス)の姉妹編です。一緒に読んでいただくと、より一層お楽しみいただけます!
目次
はじめに
本は世間に還元するもの――稲村徹元
江戸川乱歩『貼雑年譜』ができるまで――戸川安宣+花谷敦子
『日曜研究家』と昭和庶民文化研究――串間努
何者にもならぬ法――河内紀
私の見てきた古本界70年――八木福次郎
古本屋という延命装置――佐藤真砂
いかにして古本好きになったか――南陀楼綾繁
巻末対談「人の話を記録する」ということ――都築響一×南陀楼綾繁
おわりに――〈蒐める人〉失格の弁
著者紹介
南陀楼綾繁(なんだろう・あやしげ)
1967年、島根県出雲市生まれ。ライター・編集者。早稲田大学第一文学部卒業。明治大学大学院修士課程修了。出版、古本、ミニコミ、図書館など、本に関することならなんでも追いかける。2005年から谷中・根津・千駄木で活動している「不忍ブックストリート」の代表。各地で開催される多くのブックイベントにも関わる。「一箱本送り隊」呼びかけ人として、石巻市で本のコミュニティ・スペース「石巻まちの本棚」の運営にも携わる。本と町と人をつなぐ雑誌『ヒトハコ』(書肆ヒトハコ)編集発行人。著書に『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版)、『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)、『町を歩いて本のなかへ』(原書房)、『編む人』(ビレッジプレス)、『本好き女子のお悩み相談室』(ちくま文庫)などがある。
感想・レビュー
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へくとぱすかる
阿部義彦
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