内容説明
1966年にアメリカで発刊されて以来、英語圏でずっと読み続けられているホースマンシップのバイブルを、日本の乗馬雑誌の元編集長が翻訳。子供から大人まで全ての乗馬好きに読んで欲しい本です。乗馬は馬とのコミュニケーションが基本。本書は“馬へのお願いの仕方”と“馬からのお願い”を綴った1冊です。
目次
1 馬とは“自己紹介”
2 馬の習性
3 準備をしよう!
4 乗馬、下馬の仕方
5 乗馬の基本姿勢
6 馬をコントロールするための扶助とその作用
7 発進、停止、方向転換
8 速歩、後退
9 駈歩、襲歩、障害飛越
10 馬と過ごす楽しい時間―今とこれから
著者等紹介
ピンチ,ドロシー・ヘンダーソン[ピンチ,ドロシーヘンダーソン][Pinch,Dorothy Henderson]
アメリカ・ホースショー協会の審判。フォックス・ハンティングのマスター、アメリカ・ポニークラブのペンシルバニア州ラドナー支部の馬場馬術競技委員を務めた他、自身の経営する乗馬スクールにて指導。1966年没
牧浦千晶[マキウラチアキ]
京都生まれ。14歳の時に京都乗馬クラブで乗馬を始め、同志社大学馬術部に所属。1998年より専門誌『乗馬ライフ』(オーシャンライフ)の編集に携わり、2002年から2007年まで編集長を務める。退社後、渡米し、現在サンフランシスコ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瑪瑙(サードニックス)
39
タイトル通り馬と仲良くなれるように、優しく丁寧にイラストつきで解説されてあります。馬の立場から馬が説明してくれます。こんな本を読んでしまったら早く馬に乗りに行きたくてたまらなくなります。足が治るまでに勉強しておこうと思ったのにかえって焦りを募らせることになってしまいました。 あーあ、早く足治らないかなあ。早く馬と触れ合いたいし、背に乗せてもらいたい。2019/01/27
ゆーかり
14
予想以上の良書。チャーミングなイラストと分かりやすい説明、普通の乗馬教本よりも良いのでは。題名と、ボク(馬)はこれこれだからこうしてくださいね、といった優しい文章から子ども向けかと思いそうだが、なかなか重要な事がたくさん書かれている。成程も思うこと多し。上手にコントロールできて、人馬共に快適に乗れたらと思う。馬が草を食べようと頭を下げてしまうときは、手綱を引っ張って頭を上げようとしないで、脚で脇腹を圧迫して前に進ませるとの事。2016/06/08
lovemys
3
これは本当に分かりやすかった!体で乗馬の感覚をつかんだら、ぜひこの本を読んで頭でも理解したい!読んでいるだけで、さっそく馬に乗りたくなる(笑)何気なくコントロールしているつもりでいたけど、こうやって論理的に考えたことなかったなー。本当に馬の気持ちに寄り添う本で、今まで馬とそれなりにコミュニケーションをとっていたつもりだったけど、それがいかに自分勝手な思い込みだったのか分かった。身体の機能や、扶助の意味を詳しく知ることで、ますます馬と仲良くなれる気がする。息子がよくかまれる理由が分かりましたよ(笑)2017/08/04
じゅんぷう2000
2
馬(ボク)が、ボクの事を分かりやすく教えてくれます。 イラストも描かれてあるので、より分かりやすい。馬の気持ちが分かるようになるかなぁと思います。2023/05/27
シュウ
2
すごく分かりやすくて良かったです!数ヶ月前から乗馬を始めたのですが、初心者といえど、慣れてないとはいえど、大変馬に迷惑をかけていたことがよく分かりました。馬、ごめん。イラストがかわいらしくわかりやすいし、訳も読みやすいので、乗馬されてる人も、これから乗馬してみたい人も楽しめる本かと2016/08/10