頭のなかのモヤモヤが言葉になる話し方レッスン―話し上手な人がしている「ビジュアル話法」の使い方

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  • サイズ A5判/ページ数 175p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784769610922
  • NDC分類 336.47
  • Cコード C0030

出版社内容情報

上手に話せなかったのは習ってこなかったから。ラジオアナウンサーとして「話す」だけで勝負してきた著者が、何を言葉にしたらいいのかという話し方の基礎から、楽しく話せて、伝わって、人を動かす上手な話し方までレッスンします。

「話す」基本は、「ビジュアル」をつくって伝えること。
たとえば、本の感想を話すとき、

「すっごく感動したよ!」

と思いだけを話しても聞いているほうは「ふーん」で終わってしまうし、話した本人も「もっといい言葉で伝えたいのに……」となんだかモヤモヤ。
そんなとき、本を読み終わった後の自分の様子を思い出して、

「すっごく感動したよ! 読み終わった後、しばらく本を持ったまま余韻に浸っちゃったよ」

と1ポイント「ビジュアル情報(読後の様子)」を付け加えてみる。これだけで話し手の感動がより表現され、聞き手に伝わりやすくなります。
感想の例を挙げましたが、説明や雑談、営業トークなどでも「ビジュアルを言葉にして伝える」のは同じ。

こうした「ビジュアル」をつくって伝える「話し方の基本」から面白い!分かりやすい!と思われる「上手な話し方」まで、友人との会話や会議、スピーチといったシチュエーションごとに身近な例を盛りだくさんで解説しています。
語彙や表現力は関係なし! なかなか言葉にできなかったモヤモヤを言葉にして、誰とでもどんなシーンでも盛り上がれるように、読んだその日からできる練習問題(梶原流!Practice)もついた実践的話し方本です。

はじめに
この本の使い方

第1章 モヤモヤが言葉になって伝わりだす話し方~1対1のコミュニケーション

【Lesson1】ビジュアルを「つくって」「伝える」を意識しよう/drill―表現力・語彙力よりも「ビジュアル化」―感想を述べてみよう/theory―売れる販売員と売れない販売員は何が違う?/梶原流!Practice1―5W1Hで脳内ビジュアルを磨く

【Lesson2】「現在」と「未来」にビジュアルを分けてみよう/theory1―「文字情報」ではなく「現在ビジュアル」を共有する/theory2―「場面転換」で沈黙とさようなら/drill―「現在ビジュアル」でモヤモヤした思いを伝えよう/梶原流!Practice2―究極のビジュアルイメージで前向きな自分をとり戻す!

【Lesson3】「未来ビジュアル」を使って「説明上手」になろう/梶原流!Practice3―「共通言語」はビジュアル―道のりを説明する/theory―「説明する」「教える」とは「未来ビジュアル」を示すこと

【Lesson4】聞き手を意識する/theory1―会話にも、一時停止と確認を/theory2―「当たり前」を捨てる/theory3―「先回り」は究極のトークスキル/梶原流!Practice4―ヒヤリ・ハットで、「先回り」グセをつける 56


第2章 スピーチ・プレゼン 人前でもあがらず話す~1対nのコミュニケーション

【Lesson1】スピーチ・プレゼンは必ずうまくなる/theory―「何を話す」と「どう話す」を切り離そう/drill―「聞き手の枠組み」から「話すこと」は必ず見つかる/梶原流!Practice5―枠組みリストをつくってみよう

【Lesson2】台本をつくろう/梶原流!Practice6―話し言葉100%で、アクションも/theory―スピーチ・プレゼンをつまらなくさせているのは…

【Lesson3】台本をチェックする/drill1―スピーチ・プレゼンでやってはいけない「4大タブー」/drill2―導入・メイン・締めのバランスをとる/梶原流!Practice 7―140字のつぶやきで、リズム感を生み出そう

【Lesson4】リハーサルをする/drill1―レコーダーとストップウォッチは必需品/drill2―「聞き手の息づかい」が伝わってくるか?/梶原流!Practice8―声を出す練習をしよう

【Lesson5】想定質問を用意する/theory―辛辣な上司や同僚を連れてくる/drill―大きな差を生む「答え方のリハーサル」/梶原流!Practice9―質疑応答、困ったときの最終手段


第3章 流れを読み、人を活かす デキる人のトーク術~グループ・コミュニケーション

【Lesson1】話の流れを読む/theory1―“ゴール・目的”を確認するところからすべてが始まる/theory2―無数のルートが、流れを見失わせる/drill1―その発言は、どのパターン?/drill2―会議地図で、流れをビジュアル化/梶原流!Practice10―意見をパターン別に分けてみよう/梶原流!Practice11―会議の流れをビジュアル化!―「会議地図」を書いてみよう

【Lesson2】流れにのるための「言い方」をマスターする/theory1―「パスを受け取る」発言術/theory2―次の人へパスをする発言術/theory3―「思考スイッチ」をONにするワンランク上の問いかけ技術/梶原流!Practice12 3択クイズをつくってみよう

【Lesson3】「事実」と「意見」を徹底的に区別する/theory―断定的な言い方は避け、「I think~」を意識する/梶原流!Practice13―実際の会議で「事実」と「意見」をチェックしよう

【Lesson4】「参加者の疑問」を背負って質問する/drill―どうしたら「参加者の疑問」を背負えるようになるのか?/梶原流!Practice14―討論番組で「質問レベル」をチェックする


第4章【レベルアップ講座】話がおもしろいと言われるトーク術

【Lesson1】「共通の話題」って何?/theory―「共通の話題」には3種類ある/drill―「共通の話題」とは「共通のおもしろポイント」のこと/梶原流!Practice15―「おもしろポイント」を見つけるトレーニング

【Lesson2】「人物+エピソード」を使ってトークの達人になる/梶原流!Practice16―キーワードとエピソードをピックアップ/drill1―シートを見ながら、トークの構成を考えよう/drill2―雑談を雑にやってはいけない

【編集者からのコメント】
イラストをふんだんにつかって、小中学生から大人まで楽しく「話し方」について学べる本になっています。類書とは一味違った「話し方本」です。

【著者紹介】
1950年神奈川県生まれ。早稲田大学卒業後、文化放送にアナウンサーとして入社。92年からフリー。テレビ、ラジオの司会を中心に活躍。その一方で、2000年に東京成徳大学大学院心理学研究科に進学し、心理学修士号を修得。シニア産業カウンセラー、認定カウンセラー、健康心理士の資格をもち、カウンセラーとしても活動。 現在は、東京成徳大学客員教授、同大学経営学部講師、日本語検定審議委員も務める。日経ビジネスオンラインにて「プロのしゃべりのテクニック」連載中。 おもな著書に、『口のきき方』『すべらない敬語』『即答するバカ』『ひっかかる日本語』(以上、新潮新書)、『毒舌の会話術』(幻冬舎新書)、『心を動かす「伝え方」また会いたくなる「話し方」』(講談社+α文庫)、『プロのしゃべりのテクニック』(日経BPムック)、『敬語力の基本』(日本実業出版社)、『40歳からでも遅くない!』(大和書房)ほか多数。

内容説明

「話がうまい人」とは、「ビジュアルを相手に伝えられる人」。なにを話したらいいの?どんな順番で話したらいいの?どうやって話したらいいの?そんな“モヤモヤ”を解消する「ビジュアル」トーク術。学校では教えてくれない「話し方」の基本。

目次

第1章 「1対1のコミュニケーション」モヤモヤが言葉になって伝わりだす話し方(ビジュアルを「つくって」「伝える」を意識しよう;「現在」と「未来」にビジュアルを分けてみよう ほか)
第2章 「1対nのコミュニケーション」スピーチ・プレゼン人前でもあがらず話す(スピーチ・プレゼンは必ずうまくなる;台本をつくろう ほか)
第3章 「グループ・コミュニケーション」流れを読み、人を活かすデキる人のトーク術(話の流れを読む;流れにのるための「言い方」をマスターする ほか)
第4章 レベルアップ講座―話がおもしろいと言われるトーク術(「共通の話題」って何?;「人物+エピソード」を使ってトークの達人になる)

著者等紹介

梶原しげる[カジワラシゲル]
1950年神奈川県生まれ。早稲田大学卒業後、文化放送にアナウンサーとして入社。92年からフリー。テレビ、ラジオの司会を中心に活躍。その一方で、2000年に東京成徳大学大学院心理学研究科に進学し、心理学修士号を修得。シニア産業カウンセラー、認定カウンセラー、健康心理士の資格をもち、カウンセラーとしても活動。現在は、東京成徳大学客員教授、同大学経営学部講師、日本語検定審議委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kana

14
モヤモヤとしていて言葉にできないのは、結局のところ細部まで見れていないせいなのかなと思った。コミュニケーションに王道なしというか、①説明すべきことが頭の中に入っている、②「自分が知っていて、相手が知らないこと」を整理すること、③相手の反応により話の進め方を変える…等、話す事柄に関する記憶が確かなことと、物や人を見る観察力が土台として必要なのだと感じた。2020/08/12

𝓚𝓸𝓉𝓸

4
ふむ、なかなかためになった。頭ではわかっていても改めて言われるとあーそうだよなーやらなきゃなーって思うなあ。2017/09/25

niko@business

2
伝わらない話し方を改善し、話がうまくなる方法。話の上手な人は、自分の「脳内ビジュアル」を相手に伝えている。何かを説明する時に現在ビジュアルを確認し、未来ビジュアルを提示し、共通認識を持つ。また、何を話していいか分からないときは「聞き手の枠組み」を使い、ネタ出しをしてシナリオを作る。会議では「会議地図」を使い、流れを俯瞰しながら「その発言はどのパターンか?(新しい話題・問題提起/話題を進める発言/話題を戻す発言)」という意見の分類をしながら聞くと話がつかみやすくなる。平易な文章でわかりやすく実践しやすい。2013/12/11

タチサラ@立ち上がれサラリーマン

0
人に伝わる、魅力的な話し方をするためにはどうしたらいいかがわかる本。 会話が上手な人はビジュアル化ができているという前提のもと各トピックが進むので、当然本書もビジュアルが多く読みやすかった。 コミュニケーション力で悩んでいる人にはお勧め。2020/06/06

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