106歳を越えて、私がいま伝えたいこと―今からでも遅くはない―禍を試練と受け止めて

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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784769610779
  • NDC分類 159
  • Cコード C0095

出版社内容情報

100歳を超えて世界中を飛びまわる明治生まれの教育学者昇地三郎から、すべての人へのメッセージ。100年超をかけて培った智恵には、前向きな活力をよびおこし、「生きることは素晴らしい」と思えるヒントが詰まっています。

日本の知的障害児教育を切り開いてきた、明治生まれの著者から、生き方の転機を迎えている現代の日本人へのメッセージ。

失敗や苦難にであっても、前向きに夢を描き実現していくには? 100歳を過ぎても介護の必要なくボケない「頭」、ぴんぴんの「体」をつくるには? 無理なく楽しい人間関係を築くには? 純白で生まれた子どもがのびのびといきいきと成長するにはどう接したらいい?

一教育者として、つねに市井のなかで奮闘し行動し、社会を変えてきた著者が、人生で大切な4つのテーマについて語った現時点の集大成。


現在も世界中をとびまわり、講演活動をつづける不屈の106歳がいま、すべての人に贈る「生きることを楽しむ」100年超の知恵。

はじめに

第一章 ココロ―生きることを前向きにする9の言葉
長生きをすれば、良いことがある
「老感」を持つから「老人」になる
九九歳までは助走、一〇〇歳からが本番
健康長寿は誰にでもできる
つらいときこそ、それを楽しむ余裕が大事
定年とは自由になるとき 自分のやりたいことを始めるチャンス
歳を重ねても、何かすることがなければいけない
生涯現役を楽しむ~人生に余りはない
毎朝五分、前向きに未来について祈る

第二章 カラダとアタマ―ボケずにぴんぴん! 健康に過ごす12の習慣
足腰よりも脳を鍛えろ!
頭はこの世で使え、頭は常に使え
「一日一知」を積み重ねる
語学学習は最高の健康法
日記を書くと脳が若返る
「何を食べるか」ではなく、「いかに食べるか」が大事
「二十里四方のもの」を食べれば長生きする
鉄分の多いサプリメントは、要注意
一日をキリッと始める冷水摩擦
棒体操で全身のバランスを整える
自分の体を毎日チェックする
寝具は硬いものを選ぶ

第三章 人間関係―家族や人との関係を無理なく楽しむ8の秘訣
口八丁、手八丁、足八丁の「二十四丁」で生活する
歳を重ねたら必要なのは「お金」より「人」~常にスマイル、楽観主義で
オシャレをしなくなった日から「老い」が始まる
若い人からも学ぶ謙虚さを持つ
どんなときでも人生に楽しみを見つける
依存しないことが大事 常に「Going my way」で生きる!
「人にしてもらう生き方」ではなく、「人にしてあげる生き方」をする
自由とは独立するということ

第四章 命をつなぐ―いきいき、のびのび子どもが育つ12のアドバイス
三郎は「やり手」だからね
私はあなたの味方ですよ
人を育てるときは、目をつぶってでも褒める
親が希望を失うと、その日から子どもはダメになる
子どもの「やりたい」という気持ちを汲んで、実現させてやること それは親の義務である
子どもについていけば、そこから教育が生まれてくる
子どものやる気をじっと待つ
最後までやり遂げさせると、自信につながる
大事なのは「教えること」ではなく「わからせること」
子どもから離れないことが大事
科学には限界があるが、愛情に限界はない
小さきは小さきままに折れたるは折れたるままにコスモスの花咲く

あとがき

特別付録1 いつまでもぴんぴん! ?f地先生の棒体操
特別付録2 いまからでも始めよう! サブちゃんの十大習慣健康法
特別付録3 生き抜く力を育む十大教育の原理
特別付録4 お子さんと一緒に作って楽しむ手作りおもちゃ
おまけ いくつになってもいまからでも遅くはない! 私の世界一周の記録

【編集者からのコメント】
「人に迷惑をかけるくらいなら……」という気持ちや漠然とした将来への不安から、長生きをしたくないと思っている方は多いと思います。私もそう思っていました。

けれど、著者の昇地さんの講演会に行き、お話を聞いていると、「長生きする/しないではなく、日々の生活をどう生きるべきか、どう楽しくしていくかが大切。その日々の積み重ねの結果、長生きがあるんだ」ということに気づかされます。実際、この本の「はじめに」には「長生きをするために生きてきたわけではない」とはっきり書かれています。

「苦しいことがあっても負けずに日々の生活を充実させようと立ち向かう。その積み重ねが人生を輝かせる」という想いのつまった本書のそれぞれのメッセージには、目の前の悩みや苦しみ、将来の不安といったものを吹き飛ばし、前向きな活力をよび起し、楽しいと思える人生へのヒントが詰まっています。

【著者紹介】
しょう地三郎(しょうち・さぶろう 旧姓・山本)
福岡教育大学名誉教授 健康長寿マイスター
 明治39年(1906年)8月16日北海道生まれ。広島師範、高等師範を卒業。広島文理科大学で心理学を学び、旧制の文学博士号取得。また九州大学では精神医学を学び、旧制の医学博士号取得。昭和29年(1954年)、48歳のときに日本初の重複障害児教育施設「しいのみ学園」創立。創立当時の様子を記した著書『しいのみ学園』は当時120万部を超えるベストセラーとなり、映画化もされて大ヒットとなる。
 現在は、これまでの教育者としての成果を発展させた『手作りおもちゃ親子愛情教室メソッド』をもとに幼児教育・家庭教育の大切さを説いて、手作りおもちゃの講演・ワークショップを開催している。同時に自身が実践してきた、脳と体がともに健康で長生きするための習慣を『十大習慣健康法』にまとめ、講演活動を行なっている。その活動範囲は、日本国内にとどまらず、99歳から105歳までに6回の世界一周講演旅行を開催し、106歳を迎える2012年には世界最高齢での世界一周記録挑戦となる生涯では8回目の世界一周講演を行なうなど、世界各国で精力的に活動し、好評を博している。
 またその「脳の若さ」は、各研究機関から注目され様々な研究に協力しており、メディアでも取り上げられている。

*著者名の「昇」は、ただしくは上が「日」に下が「舛」

目次

第1章 ココロ―生きることを前向きにする9の言葉(長生きをすれば、良いことがある;「老感」を持つから「老人」になる ほか)
第2章 カラダとアタマ―ボケずにぴんぴん!健康に過ごす12の習慣(足腰よりも脳を鍛えろ!;頭はこの世で使え、頭は常に使え ほか)
第3章 人間関係―家族や人との関係を無理なく楽しむ8の秘訣(口八丁、手八丁、足八丁の「二十四丁」で生活する;歳を重ねたら必要なのは「お金」より「人」常にスマイル、楽観主義で ほか)
第4章 命をつなぐ―いきいき、のびのび子どもが育つ12のアドバイス(三郎は「やり手」だからね;私はあなたの味方ですよ ほか)

著者等紹介

昇地三郎[ショウチサブロウ]
旧姓・山本。福岡教育大学名誉教授。健康長寿マイスター。明治39年(1906年)8月16日北海道生まれ。広島師範、高等師範を卒業。広島文理科大学で心理学を学び、旧制の文学博士号取得。また九州大学では精神医学を学び、旧制の医学博士号取得。昭和29年(1954年)、48歳のときに日本初の重複障害児教育施設「しいのみ学園」創立。創立当時の様子を記した著書『しいのみ学園』は当時120万部を超えるベストセラーとなり、映画化もされて大ヒットとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

10
例え苦しい状態であっても,それを楽しむ.苦しんでも,楽しんでも,怒ることは変わらないかもしれない.しかし,考え方を変えて楽しむことが出来れば,充実した幸せな人生だったと考えられるようになるだろう.2013/05/11

T坊主

6
1)99歳までは助走、100歳から本番、私もがんばらねば、いや頑張ってはいけない、たんたんと行こう。2)やはり心の持ち方一つだと改めて思った。悪いと思われるような出来事も、前向きに積極的に考えて進もう。3)こうやって読書して読書メーターに書かせていただいて、縁のある皆様からナイスをいただき又皆さんが読まれている物を参考に読みたい本が増えるばかりです。長生きしないといけないですね?呆けておられないです。4)十大習慣健康法と教育原理を参考にして、百歳をめざして、ぴんぴんころりといきたいです。自信はあります。2014/05/20

Koichi Tamura

3
自由とは独立すること。1日1知。語学学習は最高の健康法。などなど。ピンコロを目指す人にお勧め。昨年なくなられたようです。合掌。2014/06/06

まっちゃん

3
本当にいい本でした。 勇気をもらいました。2012/10/30

Tensor

3
すごいポジティブ。2012/11/22

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