内容説明
「夢と魔法の王国」ディズニーランドを支え演出するスタッフ(キャスト)は、常に笑顔とホスピタリティにあふれた質の高いサービスをお客様(ゲスト)に提供する。なぜキャストたちはみな、あそこまで高い意識を持ち、優れたサービスができるのか。「きっと、細かい部分まで決められたマニュアルがあるのだろう」―しかしアルバイトの高校生キャストが目にしたのは、マニュアルによる教育ではなく、コンセプトの徹底と連日のOJT、そして絶え間ない改善だった。ゲストとキャストの両方ともとりこにする、ディズニー流「楽しさの提供」が生まれる秘密を、キャストの視点で明らかにする。
目次
第1章 常に笑顔で意識の高いキャストが育つ理由(なぜ従業員のことを“キャスト”と呼ぶのか;ゲスト一人ひとりの一瞬一瞬を大切に考えて“ショー”を演じる;“プロ意識”を持った先輩たちの行動が新人を育てる ほか)
第2章 ディズニー流「ゲストの愛し方」はコミュニケーションが決め手(「あいさつ」ひとつでコミュニケーションが変わる;ゲストの目線に合わせるとは;ゲストはどこを見ているかを常に意識する ほか)
第3章 「夢と魔法の王国」はマニュアルではつくれない(ディズニーランドには接客マニュアルがない!?;マニュアルがないことの強み;ゲストからのコンプレインがサービスの質を高めていく ほか)
著者等紹介
生井俊[イクイシュン]
1975年生まれ、東京都出身。高校時代にディズニーランドでアルバイトしたことで、サービス改善と教育制度に興味を抱く。早稲田大学第一文学部卒業後、お客様満足度でトップレベルにある株式会社リコーに就職し、より深くサービスの質を追求するようになる。その後、都立高校の育休代替教諭として教育現場に携わり、現在、ライターとして人材育成とITをテーマに、執筆・講演活動等を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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