内容説明
現代文明の危機を自然史・人類史的視点から探求し、西洋中心の思想史を超えようとする試み。昭和前期の革命家・高橋貞樹の思想の軌跡を戦後初めて明らかにした貴重な論稿も収録!!
目次
1 『近代の崩壊と人類史の未来』(全録)(人類史において“近代”とは何であったか;“自然‐人間”系と近代工業文明;人口・資源問題とマルクス主義の立場;“社会主義”“共産主義”の原像;人類史的にとらえたマルクス思想の意義 ほか)
2 日本マルクス主義の一つの里程標―高橋貞樹の思想的軌跡(私の問題意識;高橋貞樹の活動の歴史;前衛社の時代;第一次共産党と山川イズム;水平運動の革命的意義 ほか)
解題 現代文明の危機と人類の未来