内容説明
カウンセリング(心理臨床・教育)の基本を学ぶ。人間関係の理解にもとづき、各発達段階に象徴的な問題を取り上げ、心理劇(ロールプレイ)を用いた豊富な事例から、問題解決の方法を習得する。大人の発達障害の復職支援も紹介。
目次
第1章 なぜ人間関係なのか(人間関係の意味と重要性;現代社会における人間関係から起こる諸問題―健康づくりの視点から、発達段階における人間関係を考える)
第2章 人間関係の発達と心理臨床(心理臨床の理論と方法;人間関係の生涯発達)
第3章 現場支援の事例に学ぶ(言葉の遅れに悩む母親―1歳6カ月児健診での事例;こだわりが強く発達障害かと悩む母親―3歳児健診での事例 ほか)
第4章 成人発達障害と人間関係形成(発達障害と医療リワーク(復職支援)
ASD者への医療リワークプログラム:MCP ほか)
第5章 人間関係力アップのための訓練・トレーニング方法(心理劇(行為法)を通して
傾聴スキル、自己カウンセリング ほか)
著者等紹介
吉川晴美[ヨシカワハルミ]
東京福祉大学教授、東京家政学院大学名誉教授。臨床心理士。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。心身障害児総合医療療育センター心理士、お茶の水女子大学非常勤講師、群馬大学非常勤講師、東京家政学院大学・大学院教授を経て2016年より現職
松井知子[マツイトモコ]
杏林大学保健学部健康福祉学科教授。日本公衆衛生学会認定心理職専門家。青山学院大学文学部教育学科心理学専攻卒業。杏林大学医学部衛生学公衆衛生学教室にて教育・研究に従事、杏林大学にて博士号(保健学)取得。東京都公立中学校スクールカウンセラーなどを経て2014年杏林大学保健学部准教授、2017年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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