内容説明
戦中・戦後の日本が直面した食糧危機はどのように解決されたのか。また、その政策は国民へどのようにPRされ浸透していったのか。未公刊史料をはじめとする豊富な史料を渉猟し、戦時期の食糧管理強化や占領初期の食糧危機克服をめぐる政策決定を多角的に論じた本格的研究であるとともに、戦時体制の継続・継承における官僚の主導的役割を組織の内実や政策決定の過程から明らかにした注目の書。
目次
第1章 岐路に立つ食糧行政―昭和一四年の朝鮮大旱魃発生をめぐって
第2章 食糧管理体制の構築とその動揺―太平洋戦争前後の食糧行政
第3章 戦時期食糧問題と政府の啓蒙活動―国策グラフ誌『写真週報』を中心に
第4章 占領初期の食糧管理強化をめぐる政治過程―食糧緊急措置令の施行
第5章 食糧管理強化への合意形成―食糧緊急措置令事後承諾をめぐる政治過程
第6章 占領初期の食糧管理と新聞報道
第7章 占領初期の食糧輸入実現をめぐる交渉過程
第8章 幣原内閣期における食糧管理体制再構築への模索―食糧対策審議会における論議とその帰結



