出版社内容情報
時空を越えて現れた、鎧を着た侍たちが佇む静謐な空間に、エスプリの利いたユーモアと上質な可笑しみが滲む。2014年、練馬区立美術館の展覧会で大きな話題をさらった作家・野口哲哉による最新作品集。当時刊行された前書『侍達ノ居ル処。』の大ヒット(現在6刷)から5年、本書では、その間発表されてきた多数の作品より厳選し、5章立てで構成。7月の展覧会で発表する最新作までを収録。驚異的な表現力をさらに深化させた立体群と、新たな展開である夢物語のごとき「別世界旅行」や、美術史に残る美の巨人が生きた中世ヨーロッパと日本の戦国時代が時空を越え入れ替わったかのような、レンブラントやフェルメールを彷彿させるポーズを決めた武将たちの凜々しき肖像画などの新シリーズとともに、巻末では、精巧な作品制作を支えるため日々鍛錬を積むデッサンの数々も多数掲載。また、作家独自の考察が分かるインタビュー録、アトリエの様子なども収録し、野口哲哉ワールドを多面的に紹介する充実の書。
第1章「深い眠り」
第2章「別世界旅行」
第3章「鎧を着た隣人」
第4章「アンティーク・ヒューマン」
第5月章「風船は何処へ」
野口哲哉[ノグチテツヤ]
著・文・その他
目次
「中世より愛をこめて」(野口哲哉)
第1章 「深い眠り」
第2章 「別世界旅行」
第3章 「鎧を着た隣人」
第4章 「アンティーク・ヒューマン」
第5章 「風船は何処へ」
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