内容説明
産む。産まない。産めない。産みたかった。産まなかった。子どもを育てる。誰かと暮らす。ひとりで生きる。女の人生には、いくつもの選択肢といくつかの決断がある。子どもを産むことは、義務でも務めでもない。一つの選択だ。
目次
第1章 子どもを産むことは無条件で良いことなのか?(自分のものさしで「淋しいでしょう」と言う人たち;ほんとうは存在しない「圧力」を感じていないか ほか)
第2章 子どもをもたない時代(五人に一人の女性が、生涯子どもをもちたくない;生き生きする女たち、疲れる男たち ほか)
第3章 家族という幻想が人を不幸にする(かつては肉親にすら気を抜けなかった;家族幻想の源は江戸幕府にある ほか)
第4章 結婚してもしなくても。子どもがいてもいなくても(他人が自分の規範となる日本人;放っておいてくれる東京、噂好きな地方 ほか)
終章 わたしが子どもをもたなかった理由(なぜ、子どもをもつ人生ではなかったのか?;“自分の人生を生きたいから、子どもは作らなかった”(キャリアコンサルタント・44才・女性) ほか)
著者等紹介
下重暁子[シモジュウアキコ]
作家。日本ペンクラブ副会長。日本旅行作家協会会長。早稲田大学教育学部国語国文科卒業後、NHKに入局し、アナウンサーとして活躍。そののちフリーとなり、民放キャスターを経て、文筆活動に入る。ジャンルはエッセイ、評論、ノンフィクション、小説と多岐にわたる。公益財団法人JKA(旧:日本自転車振興会)会長等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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