Dojin選書
自然に学ぶ粋なテクノロジー―なぜカタツムリの殻は汚れないのか

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759813227
  • NDC分類 504
  • Cコード C0344

内容説明

いつも快適なシロアリの巣に学ぶ「無電源エアコン」、汚れ知らずのカタツムリの殻に学ぶ「洗浄不要のキッチン」、天井を走るヤモリの足に学ぶ「あたらしい接着の考え方」―自然のもつ完璧な循環から見えてくるあたらしいテクノロジーのかたち。地球環境をこれまでとは違った角度から捉える。

目次

第1章 あたらしく生まれたネイチャー・テクノロジー
第2章 自然観をもったテクノロジーが必要なのだ
第3章 地下資源文明から生命文明へ―今こそ第三次産業革命のとき
第4章 人間活動の肥大化が生み出す地球環境問題
第5章 近代テクノロジーを支える資源・エネルギーは有限だ
第6章 一歩先ゆく粋なテクノロジー
第7章 ネイチャー・テクノロジーを生み出すシステムが必要だ
第8章 二〇三〇年に向けて鳥の目をもった人材が必要だ
第9章 ネイチャー・テクノロジーの卵たち

著者等紹介

石田秀輝[イシダヒデキ]
1953年岡山県生まれ。78年伊奈製陶株式会社(現(株)INAX)入社、空間技術研究所基礎研究所(新設)所長、技術統括部空間デザイン研究所(新設)所長、技術戦略委員会・環境戦略委員会兼任議長CTOなどを経て、2004年より東北大学大学院環境科学研究科教授。工学博士。専門は地質鉱物学をベースとした材料化学。多くの実践経験をもとに、「自然のすごさを賢く活かすものつくり」のパラダイムシフト実現に国内外で積極的に活動している。また、環境リーダー人材育成を目的としたあたらしい大学院SEMSaT研究代表、最近では小学生たちの環境教育にも強い関心を持っている。自然のメカニズムを活かした多くの材料を開発し、環境技術倫理にも造詣が深い。地球村研究室代表、ネイチャーテック研究会代表、ものづくり生命文明機構理事、アースウォッチ・ジャパン理事ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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takao

1
ふむ2022/08/05

yu01

0
エアコン使わなくても涼しい土壁・タイルの家…いいなあ。エネルギー消費を小さくしつつ、生活レベルもそこそこ維持するための技術を発展させようという話。それだけ聞くととても穏当な話のように思うけど、二酸化炭素を出したくないなら土に埋めればいいじゃない!とかマッチョな思考が広がってるなら、ラディカルな立場になっちゃうのかな…。2014/05/29

ぷくらむくら

0
タイトルで読みたかった内容が、第9章でやっと出てきた・・・ま、その前の内容も重要だけど関連付けが今ひとつ。2013/05/22

はやた

0
エンジニアの目で見ると自然ってこう捉えるのかと感心した。生物屋や生態屋の視点とは少し違った目線2012/04/16

chokuyuu

0
著者は東北大学大学院環境科学研究科教授。工学博士。 現在の自然環境問題に対する案として、自然の力を技術に転換するということが書かれた一冊。 昆虫や植物、動物が長い進化の過程で身につけたすばらしい能力は、人類の生活にも役に立つ可 能性を秘めている。それらを利用することによって、枯渇しうる資源に頼った生活からより自然 の循環に溶け込めるような生活への転換を図ろうというもの。 自然界の無限の可能性が感じられる、夢のある一冊。2009/06/12

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