食の未来のためのフィールドノート―「第三の皿」をめざして〈上〉土と大地

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757160644
  • NDC分類 596
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「ジェームズ・ビアード賞」(アメリカ料理界のアカデミー賞)受賞作!

「農場から食卓へ」をうたう、ニューヨーク郊外にあるミシュラン★★★のレストラン〈ブルーヒル・ストーンバーンズ〉。オバマ大統領夫妻や各国のセレブもお忍びで通う、この人気レストランのシェフ兼共同経営者が、現代のフードシステムの問題に切り込み、私たちのめざす未来の食のあり方に迫る感動のノンフィクション。
10年の歳月をかけて世界中の農家や畜産家、漁場、育種家のもとを訪れ、彼が最後に見出した答えとは?

はじめに──未来への食の扉を開けてくれたトウモロコシ

?T部 土──見ているものの本質を理解する
 1章 子育てはいつから始まる?
 2章 小麦の歴史は人類の歴史
 3章 生命を奪われた小麦
 4章 雑草は役立たずではない
 5章 化学肥料で衰えた土壌
 6章 地下の眺め

第?U部 大地──自然からの贈り物
 7章 スペインの美味しいフォアグラ
 8章 豊かな自然が育むフォアグラ
 9章 シェフは料理の芸術家
 10章 チキンの悲劇
 11章 魚の餌になる鶏肉
 12章 デエサの恵み
 13章 天然フォアグラへの挑戦

【著者紹介】
1969年生まれ。「世界で最も影響力のある100人」(タイム誌・2010年)に選ばれる。店舗と同時に、本書も「ジェームズ・ビアード賞」を受賞(2015年)。

内容説明

「ファーム・トゥ・テーブル(農場から食卓へ)」をうたい、食材への徹底したこだわりと美しい料理で知られるニューヨークの三ツ星レストラン“ブルーヒル”。オバマ大統領夫妻もお忍びで通う人気店のシェフが、現代の食システムが抱える様々な問題に切り込み、私たちがめざす未来の食のあり方に迫る。世界中の農家や畜産家、養殖場、育種家のもとを訪れ、10年の歳月をかけて彼が最後に見つけた答えとは―。「ニューヨーク・タイムズ」紙ベストセラー、ジェームズ・ビアード賞(料理界のアカデミー賞)受賞。上巻はおいしくて持続可能な「農業」と「畜産業」について。

目次

第1部 土―見ているものの本質を理解する(子育てはいつから始まる?;小麦の歴史は人類の歴史;生命を奪われた小麦;雑草は役立たずではない;土は生きている ;地下に広がる豊かな世界)
第2部 大地―自然からの贈り物(スペイン産のおいしいフォアグラ;天然フォアグラがおいしい理由;シェフは料理の芸術家;チキンの悲劇;魚の餌になるチキン;デエサの恵み;シェフ、天然フォアグラに挑戦)

著者等紹介

バーバー,ダン[バーバー,ダン] [Barber,Dan]
1969年ニューヨーク州生まれ。タフツ大学卒業。ニューヨーク・ウェストビレッジの“ブルーヒル”、ニューヨーク郊外の農場直結型レストラン“ブルーヒル・ストーンバーンズ”(ミシュラン★★★)シェフ・共同経営者。『食の未来のためのフィールドノート―「第三の皿」をめざして』および“ブルーヒル・ストーンバーンズ”は、料理界のアカデミー賞と呼ばれる「ジェームズ・ビアード賞」を受賞(2015年)。「世界で最も影響力のある100人」(「タイム」誌)、「ニューヨーク市のベストシェフ」、「米国のトップシェフ」(ジェームズ・ビアード財団)に選ばれている

小坂恵理[コサカエリ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Uzundk

3
食を楽しむというのは、自然そのものを楽しむことと言っても過言では無い。そういう食事を目指す人に取ってはとても面白い本だと思う。この本では焦点は調理ではなく、食材がどのように作られるかだ。にんじんと言っても、品種、気象、土、周囲の生物などによって味は変わる。化学肥料や農薬によって画一的なものは作れるようになったが、本当にそれが持続可能で、そもそもそれが美味しいのかを突きつめると、それが良いとは言えなくなってくる。食は生の基本だからなお、持続可能性について考えなければならない。下巻が楽しみ。2016/12/10

あるぱか

2
親から昔より野菜が臭くなくなったという話を聞いていましたが、その答えがここに買いてありました。多くの人が飢えずに食べられるようになることは悪いことではないと思います。でもそれはヒト以外の動植物を犠牲にして成り立つべきではないと思うのです。今のままでは地球が壊れてしまう。分かっているのなら、次は行動に移さないと、結果はいつまでたってもでないのですから。2023/04/18

ベル

2
【食⑭】久々の大ハズレ。下巻はブックオフだな。とほほ。2015/10/14

takao

1
一流シェフの食材へのこだわり2016/11/23

hitomi

1
しょうないもので太りたくない、と思っている。太っても許せる(許したくないけど)、食べる価値のあるものだけを口にしてたい。農業は、工業ではない。土地に根差して、天候に左右されながら額に汗して生産するもの。製造ではなく、生産するもの。でも現実は正反対。工場で製造加工。スペインの有機とか、キチンとしたものがキチンと評価される世の中になって欲しいな、と思う次第。そして、キチンとした対価を払える社会、少なくとも自分でありたいな。余裕がないと、キチンとしてるけどそのぶんちょっと高いものに手が出ないから2016/05/24

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