協力がつくる社会―ペンギンとリヴァイアサン

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757142916
  • NDC分類 361.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

人間は根本的に他人に共感し協力的に行動する感情をもっていることを示し、「協力」に基づくよりよい社会の制度設計を提案する。

「監視と処罰で利己的な人間行動を抑えないと社会はうまくいかない」と言うホッブス、「利己心に基づく自由市場が良い社会をつくる」と言うアダム・スミス。どちらも間違っている。人間は根本的に他人に共感し、道徳的、協力的に行動する感情をもっていることを示し、「協力」に基づくよりよい社会の制度設計を提案する。これからの社会を考えようとするすべての人の必読書。

第1章 ペンギンvsリヴァイアサン
第2章 自然vs文化――人間協力の進化
第3章 頑固な子供、ニューヨークのドアマン、伝染する肥満――協力への心理的、社会的影響
第4章 私/あなた、我々/やつら――人間の協力における共感と集団アイデンティティ
第5章 じっくり話し合おうじゃないか
第6章 等しく半分ずつに――協力における公平性
第7章 正しいことは正しい、少なくとも規範的ではある――協力における道徳と規範
第8章 愛のためか金のためか――報酬、処罰、動機づけ
第9章 協力というビジネス
第10章 ペンギンの育て方
訳者解説

【著者紹介】
ヨハイ・ベンクラー:1964年生まれ。ハーバード大学ロースクール教授。インターネットの社会科学的研究の第一人者。

内容説明

自発的な「協力」に基づく社会は、いかにして実現できるのか?ネットワーク・コモンズの第一人者ベンクラーが一般読者のために書き下ろした、これからの社会を考えるための必読書。

目次

第1章 ペンギンVSリヴァイアサン
第2章 自然VS文化―人間協力の進化
第3章 頑固な子供、ニューヨークのドアマン、伝染する肥満―協力への心理的、社会的影響
第4章 私/あなた、我々/やつら―人間の協力における共感と集団アイデンティティ
第5章 じっくり話し合おうじゃないか
第6章 等しく半分ずつに―協力における公平性
第7章 正しいことは正しい、少なくとも規範的ではある―協力における道徳と規範
第8章 愛のためか金のためか―報酬、処罰、動機づけ
第9章 協力というビジネス
第10章 ペンギンの育て方

著者等紹介

ベンクラー,ヨハイ[ベンクラー,ヨハイ][Benkler,Yochai]
1964年イスラエル生まれ。法学者。ハーバード大学ロースクール教授・インターネット社会バークマンセンター共同所長。インターネットの社会科学的研究の世界的第一人者

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年生まれ。評論家・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魚京童!

27
やっぱりリヴァイアサン読まないとだめだよね。ホッブスに入っていかないと。ペンギンって最初の一頭がシャチに喰われて、喰われてる間に他のが飛び込むんだよね。だから互いに押し合ってるらしい。それと個人主義で考えるとまー協力という考え方なのかなんなのかわからないよね。遺伝子的に自己の繁栄を望むのであれば、正しいのだけど、人間みたいにある程度余裕が出てくると助けてあげられるしね。個人の喜びという概念が出てくるから一概に生存競争してるわけではないしね。切羽詰まってると助けないけど、余裕ならみんな助け合うしね。2019/03/04

Uzundk

7
この手の話題に興味がある人なら、いくつ良書があるのでこの本から得られる物は少ない。これまた解説も合わせて読む本(山形さんにはいつもお世話になっています)。しかしこの本を他の人に勧めたいかというと...規範というものの考え方については「市場の倫理 統治の倫理」を勧めると思う。2016/07/10

メルセ・ひすい

7
☆協力…生産的に協力を得るためには①参加者同士のコミュニケーション ②集団と仲間意識の醸成 ③公平性の重視 ④評判の活用 処罰と報酬の使い方には気をつける ⑤様々な水準での協力を可能にする仕組み これらの論点について、豊富な事例を基に解説する。IN.のウィキ フリーソフトから古来の灌漑。漁業の監視方式 トヨタの5S.QC.サークルなど多くの示唆が。自発的な協力に基づく社会は、いかにして実現できるのか? ネットワーク・コモンズの第一人者ヨハイ・ベンクラーが、豊富な事例を交えながら「協力社会」への展望を説く。2013/05/25

左手爆弾

4
人間の私益と私欲に基づくリヴァイアサン・モデルから、利他性と協力を目指すペンギン・モデルへの転換を主張する。読みながら感じた違和感のいくつかは訳者が後書きで指摘されている。引用注がないことや言葉の定義が甘いことは論外だろう。事例自体は興味深いものもある。輸血をする人に金銭を払うと逆に輸血が減るというのは無視できない。しかし、私益やインセンティブへの批判が中途半端な割りに利他を前面に出すのが早すぎる。わからなくもないが、やっぱり一面的だと感じる。2018/10/03

Kentaro

3
ダイジェスト版からの要約 何百人もの科学者の研究から、心理学、組織社会学、政治科学、実験経済学等で、人々がこれまで想定してきたよりもはるかに協力的で無私な形で行動するのだという証拠が大量に得られてきた。進化生物学者たちや心理学者たちは今や人間は協力したがる傾向があるのだという神経的、遺伝的証拠の可能性すら発見しつつある。進化が実は自分を犠牲にしても他人を助けたがる個体に有利に働く可能性を示す証拠も多い。人は参加者同士のコミュニケーションをとれると相互に信頼するようになり、解決策を容易に見出せるようになる。2018/05/28

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