内容説明
版本、瓦版、豆本、着物、刺子半纏、帯、頭巾、手拭、印篭、根付、鍔、小柄、煙管、焼き物、土人形、変わり絵、かるた、メンコ、双六、幻灯ガラス絵、映画ポスター、肉筆紙芝居、神戸人形、駄菓子屋のおもちゃ、扇子、絵馬、納札、団扇絵ほか多数。図版総数400超堂々開陳!
目次
1 絵巻―妖怪の競演
2 妖怪本の世界
3 錦絵―極彩色の世界
4 妖怪遊び
5 生活のなかにひそむ妖怪
6 祈りと妖怪
著者等紹介
湯本豪一[ユモトコウイチ]
1950年生まれ。川崎市市民ミュージアム学芸室長などを経て、現在妖怪研究、収集を行うかたわら、大学院や大学で妖怪などについて教えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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麻衣
22
この本は実にいい。わたしを幸福の心にさせるから。コレクターさんの本気度1000%(;;゚;ω;゚;;)2017/05/06
にゃんまげこ
13
じっくり見たらすごくシュールで面白かったです。2017/08/06
おーすが
6
三次もののけミュージアムで湯本豪一コレクションの一部を見たので、図書館での再会に嬉しくなった。百鬼夜行や北斎の妖怪絵はもちろん、妖怪づくしなど明治以降の妖怪玩具、着物や刀の鍔などデザインにも及ぶコレクションに感嘆する。ひょうきんで自由な妖怪たちに癒される。人魚の根付け欲しい。2023/09/08
tuppo
2
既成事実としてのお化け。説明がつくと怖くも面白くもなくなるよう。アートというかデザインとして美しい。無意味でなく創作でなくデザインされた感じ。ちびるほど怖いのから楽しいのまで。明治になるとキャラクター化がすすむ?2016/11/08
紅独歩
2
まさにオモチャ箱を引っくり返したような楽しさ! そこはかとなくB級臭漂うキッチュな妖怪たちがたまらない。前半の「百鬼夜行絵巻」や「稲生物怪録」などは国書刊行会本などでも見ることが出来るが、後半の一点もの(半纏や根付)や紙芝居・カルタ・双六などは、おそらくここでしか見られない貴重な資料。怖さを喪い粗製乱造された妖怪たちの末路は、なぜか華やかでうれしそうだ。2013/07/26