目次
1 心的退避の理論
2 心的退避―臨床描写
3 妄想分裂ポジションと抑うつポジション
4 概論:自己愛的対象関係とパーソナリティの病理的組織化
5 投影性同一視を通しての失われた自己の部分の回復―喪の役割
6 妄想的世界への退避―パーソナリティの精神病的組織
7 復讐、怒り、自責そして修復
8 心的退避における現実との関係
9 病理的組織化における倒錯的関係
10 『エディプス王』と『コロヌスのエディプス』の二つのタイプの病理的組織化
11 精神分析の技法上の問題―患者中心の解釈と分析家中心の解釈