出版社内容情報
貧困・虐待・孤独死など、社会福祉政策の問題は山積しているが、現在行われている政策と現実社会のギャップをどう解消していけばよいか? 現状と展望をそれぞれの分野で活躍している執筆者によりわかりやすく解説。
内容説明
編者は、社会福祉の一般的なテキストではなく、わが国の日本の社会福祉の現場の実情を一般の人々に訴える専門書を出版できないのであろうかと考えた。そこで、各社会福祉領域の現場との結びつきを大切にしながら、フィールドワークをされている専門家の方々に、現実の社会福祉問題を社会福祉の学生、従事者、一般の人々に訴える内容の執筆をお願いし、その結果、本書が出版されたのであった。読者は、本書を読めば、日本の社会福祉が抱える現実問題と展望を認識することができよう。
目次
第1章 孤独死から見える日本の高齢者福祉
第2章 障害者福祉の現実
第3章 地域福祉問題
第4章 貧困の問題
第5章 児童福祉の危機
第6章 メンタルヘルスとスクールソーシャルワーカー
第7章 原爆被爆者と医療ソーシャルワーク
第8章 在宅医療の生活支援への提言
第9章 社会福祉士養成教育の現状と今後の展望
著者等紹介
三原博光[ミハラヒロミツ]
1955年福岡県生まれ。1987年関西学院大学大学院社会学研究科博士課程後期課程修了。1987年ドイツ・ハノーバー大学特殊教育学部留学(ロータリー財団奨学生)。1988年ドイツ・ケルン大学特殊教育学部留学(日本学術振興会)。現職は県立広島大学人間福祉学科教授、社会福祉学専攻、医療福祉学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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