出版社内容情報
柔構造による治療には原則が必要となる。それがあってこその「良い加減さ」なのだ。そしてこの「柔軟性を重んじた治療原則」が,五重塔の心柱が常にバランスをとって倒壊を防ぐように,治療の外的条件が変わっても治療構造の全体の形を保つ。患者と治療者のニーズに応える標準的な治療法の提案。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
詠(よみ)
7
納得できる考えだし、これを胸に臨みたいけど、初学者としてはやはり限界を感じざるをえない2018/07/27
Asakura Arata
1
私がフレッシュマンだった頃の大学は、精神分析系の先生沢山いて、それなりのトレーニングを受けていたが、「ん?」と感じることは多々あった。しかし根が不精なので、先輩に「なんでこうなんですか?」と聞きもせず、そんなもんなのかな~。この世界は社会性がないな~。などと思いつつトレーニングを受けていた。 2008/11/18
しんよこ
0
実践に則して柔軟に考え実践していくことの大切さを説いている。問題意識としている部分は共通するものがあると思うし、多くの示唆を得られたが、やはり一度は型にはまり、そこでいろいろな葛藤を体験することがないと、柔軟性はなんでもありになってしまうリスクがあるといえる。著者はそこのところもわかっているだろうが、初心者がいきなりこの本を手に取るのはリスキーな印象を受けた。2014/09/09
うえだしゆう
0
☆☆☆2018/01/14