ソウル・ハンターズ―シベリア・ユカギールのアニミズムの人類学

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ソウル・ハンターズ―シベリア・ユカギールのアニミズムの人類学

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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750515410
  • NDC分類 382.293
  • Cコード C0010

出版社内容情報

人類学と哲学、人間と動物が絡まり合う場所で



ヴィヴェイロス・デ・カストロ、ハイデガー、インゴルド、ラカンらの思想を武器に、シベリアの狩猟民の世界に肉薄する。

人間と人間ならざるものが対等に出会う地平を描き出し、人類学の「存在論的転回」を決定づけるパースペクティヴィズムの重要著作、ついに翻訳!

レーン・ウィラースレフ[レーン ウィラースレフ]
著・文・その他

奥野 克巳[オクノ カツミ]
翻訳

近藤 祉秋[コンドウ シアキ]
翻訳

古川 不可知[フルカワ フカチ]
翻訳

内容説明

ヴィヴェイロス・デ・カストロ、ハイデガー、インゴルド、ラカンらの思想を武器に、シベリアの狩猟民の世界に肉薄する。人間と人間ならざるものが対等に出会う地平を描きだし、人類学の「存在論的転回」を決定づけるパースペクティヴィズムの重要著作、ついに翻訳!

目次

第1章 ミメーシスとしてのアニミズム
第2章 殺すべきか、殺さざるべきか―再生・シェア・リスク
第3章 身体‐霊魂の弁証法―人間の再生信仰
第4章 種と人格性の概念
第5章 人格としての動物
第6章 シャーマニズム
第7章 精霊の世界
第8章 学ぶことと夢見ること
第9章 アニミズムを真剣に受け取る

著者等紹介

ウィラースレフ,レーン[ウィラースレフ,レーン] [Willerslev,Rane]
1971年生まれ。国立デンマーク博物館館長。2003年、ケンブリッジ大学人類学科博士課程修了。博士(人類学)。マンチェスター大学(イギリス)、オーフス大学ムースガルド博物館(デンマーク)、オスロ大学文化史博物館(ノルウェー)を経て現職

奥野克巳[オクノカツミ]
1962年生まれ。立教大学異文化コミュニケーション学部教授。一橋大学社会学研究科博士後期課程修了、桜美林大学教授を経て、2015年より現職

近藤祉秋[コンドウシアキ]
1986年生まれ。北海道大学アイヌ・先住民研究センター助教。早稲田大学大学院、アラスカ大学フェアバンクス校博士課程を経て、2016年より現職

古川不可知[フルカワフカチ]
1982年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

内島菫

22
「現地の人たちが真剣に受け取っていることから説明を切り離してしまうのではなく、人類学者もまた、彼らの世界理解を真剣に受け取らなければならない。そのことが、「アニミズムを真剣に受け取る」というフレーズに込めた、ウィラースレフの問題提起である」という「訳者解説」の言葉は、人類学のみならず多くの学問分野について言えることだと思う。実際にそこで生きてきてこれからも生きてゆく人々を、調査や研究という彼らとは異質な視点から部分的に切り取ること自体が表象主義的な態度とも私には考えられる。2018/05/30

Mark.jr

5
シベリアの先住狩猟民の小集団ユカギールのアニミズム思想を解説した本です。人間、動物どころか生命のないもの含めて万物全てに霊魂を持つとするその世界観を、人類学はもとよりデカルトをはじめとした哲学から言語学までを駆使して紐解いていきます。難解なように見えて個々の哲学用語などもかなり親切に解説されており、読み安さは高いです。2022/08/16

渡邊利道

4
シベリアの原住民族ユカギールへのフィールドワークをもとに、メルロ=ポンティやレヴィ・ストロース、ハイデガー、ラカンなどを援用しながら彼らの世界への態度、言語を介しての認識論的な世界観ではなく、生活の実践の中で方法的に掴まれるアニミズム(その網の目の中で生成する自己と他者の通底性)、動物と人間の関係や、今は消えたシャーマンの影や、精霊、そして夢と体験と知識の場などを論じる。ソビエトからロシアへと変動ずる時代の流れも実感でき、いかにも存在論的転回以後の人類学という感じだがリアルな歴史の手触りが良かった。2018/07/26

takao

3
ふむ2023/06/09

y

1
人類学の本はそれほど読んでいるわけではないですが、本書を読んでこれまでの人類学が西洋の考え方にあてはめる形で他文化を理解しようとしていたのだなーと、今更ながら気付きました。 動物でもなく動物でもなくはない、という状態、仰々しく思われますが、道端のネコや鳥に近づく時なんかに自然とやってるかなーと思いました(真剣度はかなり違いますが)2022/05/15

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