目次
1 連邦―インディアン関係(条約―条約は、インディアンの有利に解釈される;強制移住―繰り返される「涙の旅路」 ほか)
2 現代社会問題(インディアンとは誰なのか―決めるのは誰か;人口統計―人種・民族的混血が進むアメリカ先住民 ほか)
3 文化と宗教(創世神話―ペンも紙も必要としない、生きた教材;聖地とその保護―伝統的世界観の保護とその再生 ほか)
4 人物(イシ―故郷の森から大都市サンフランシスコへ;ルイスとクラーク、カトリン、カーティス―先住民文化の奥に分け入った先駆者たち ほか)
著者等紹介
阿部珠理[アベジュリ]
立教大学大学院社会学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
52
#感想歌 アメリカの先住民の活動を知る筋道を探し求めて 法制度宗教文化産業と芸術文学運動政治2016/12/20
風花
9
これまでアメリカ先住民の古い歴史や文化・言語などについては長い間独学を続けているが、手付かずだった現状について目を向けたいと思い購入。読む前から想像はしていたものの、アメリカ先住民を取り巻く現状の厳しさ、深刻さは予想以上でした。人種マイノリティの問題は頭では分かっているつもりでも、それすら観念でしかないと感じるもどかしさがあります。それでも「知らなければ何も始まらない」と思い、またページを捲る毎日でした。内容的には、とても専門的でありながら読みやすく、また幅広く言及されていて面白かったです。2017/01/14
てり
2
現代インディアンについて知るための62のあれこれ。知らなかったことが色々あってためになった。部族認定のこと、パウワウなどの汎インディアン化のこと、ホビイストやワナビーのこと、”インディアン”という呼称が愛着を持たれていること、などなど。勉強になりました。2022/05/15
naoto
2
アメリカ先住民に関する問題点みたなのはよく解説されていた。ただ、自分はアメリカ先住民に関する歴史を知りたかったので、その点では求めてるものと違ってたかな。先住民関連の歴史だと白人の侵略・迫害の話ばっかりになりがちで、それはもう充分なんだけど。先住民文化・精神世界的なものが、もっと知りたい。2017/08/17
nowhereman
2
ネイティブアメリカンに対してのぼんやりとした印象・知識がクリアになった。2016/12/24