出版社内容情報
2010年にGDPが日本を抜き世界第2位の経済大国となった中国。その統治機構の実態と課題をおもに法制度の視点から考察する。三権分立の体制をとらない、司法、立法、行政の構造とは―。全人代の仕組みや公務員制度、汚職への対
目次
中国の支配構造の成立過程とその実際―共産党の一党支配を中心に
人民代表大会と国家最高権力機関
法律はどのように作られるか
裁判はどのように進められるか
検察機関による法律監督はいかに行われるか
裁判官、検察官の在り方
弁護士(律師)はどのような職業なのか
刑務所の仕組みはどうなっているか
刑罰の執行はどのように行われるか
公務員制度はどのように運営されているか
幹部職公務員の腐敗はどのように防止、摘発されるか
腐敗撲滅の切り札―両刃の剣としての「双規」(両指)
著者等紹介
熊達雲[ユウタツウン]
山梨学院大学法学部教授(中国法、中国政治等を担当)。1953年、中国江西省高安市生まれ。上海外国語学院卒。中国社会科学院研究生院(大学院)にて法学修士号取得。1990年に来日。早稲田大学政治学研究科博士号(政治学)取得。東京大学文学部外国人研究員、山梨学院大学法学部助教授を経て1999年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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