出版社内容情報
長い歴史を持つ国語学国文学分野の学術雑誌。最新研究成果を掲載する。87巻1号は、1000号記念特輯号。第87巻第1号（通巻1001号）は1000号記念特輯「『国語国文』この一篇」をお届けします。(執筆者32名)
カラー口絵（創刊号表紙）付、巻末に編輯後記抄（金光桂子）（かなみつけいこ・京都大学大学院文学研究科教授）を掲載
口絵：創刊号表紙
序/目次
『国語国文』この一篇
小島憲之 通巻一一八号「万葉集古写本に於ける校合書入考――仙覚本にあらざる諸本を中心として――」（田中大士：日本女子大学文学部教授）
藤井乙男 通巻一四八号・一四九号・一五〇号「秋成雑俎蟹のはらわた（一）・（二）・（三）」（長島弘明：東京大学大学院人文社会系研究科教授）
岡見正雄 通巻一七八号「心敬覚書――青と景曲と見ぬ俤――」（竹島一希：熊本大学人文社会科学研究部准教授）
野間光辰 通巻一八七号・一八九号「都の錦獄中獄外（上）・（下）」（藤原英城：京都府立大学文学部教授）
渡辺実 通巻一九〇号「陳述副詞の機能」（内田賢?：京都大学名誉教授）
中村幸彦 通巻二〇一号「文学は「人情を道ふ」の説（川平敏文：九州大学大学院人文科学研究院准教授）
佐竹昭広 通巻二〇六号「さね・かつて考――万葉語彙――」（山崎?之：京都府立大学文学部教授）
岡見正雄 通巻二〇八号「室町ごころ」（齋藤真麻理：国文学研究資料館教授・総合研究大学院大学文化科学研究科教授併任）
小川環樹 通巻二〇八号「風流の語義の変化」（マシュー・フレーリ：ブランダイス大学准教授）
森重敏 通巻二一一号「応答詞ととその分化」（佐野宏：京都大学大学院人間・環境学研究科准教授）
佐竹昭広 通巻二五〇号「古代日本語に於ける色名の性格」（遠藤邦基：奈良女子大学名誉教授）
清水好子 通巻二六三号「源氏物語の俗物性について」（増田繁夫：大阪市立大学名誉教授）
片桐洋一 通巻二七〇号「在中将集成立存疑――藤原定家の王朝文学研究――」（鈴木隆司：高知大学准教授）
片桐洋一 通巻二七〇号「在中将集成立存疑――藤原定家の王朝文学研究――」（山本登朗：関西大学文学部教授）
川端善明 通巻二九二号「形容詞文」（野村剛史：東京大学名誉教授）
玉上琢彌 通巻三一五号「源氏物語准拠論――河海抄疏――」（今井上：専修大学文学部教授）
殿田良作 通巻三四七号「泉鏡花の実際と作品」（須田千里：京都大学大学院人間・環境学研究科教授）
岩佐美代子 通巻三八四号「永福門院の後半生――花園天皇宸記を通して――」（田渕句美子：早稲田大学教授）
小島憲之 通巻三九七号「漢籍の享受――唐代小説「遊仙窟」の場合――」（奥村和美：奈良女子大学研究院人文科学系教授）
上野洋三 通巻四一一号「岡西惟中年譜稿」（塩村耕：名古屋大学大学院人文学研究科教授）
井手至 通巻四二二号「万葉集変体漢文表記諸巻における仮名書き語彙の表記法について」（乾善彦：関西大学文学部教授）
島津忠夫 通巻四五二号「湯山聯句とその抄」（朝倉尚：広島大学名誉教授）
出雲路修 通巻四六一号・四六二号「《日本国現報善悪霊異記》の編纂意識（上）・（下）」（千本英史：奈良女子大学研究院人文科学系教授）
大谷雅夫 通巻五三五号「恕とおもいやりとの間――伊藤仁斎の学問、その一端――」（神作研一：国文学研究資料館教授・総合研究大学院大学文化科学研究科教授併任）
塚原鉄雄 通巻五五三号「諷誦文稿の史的座標――訓読史的意味と文章史的位置――」（山本真吾：白百合女子大学文学部教授）
伊藤正義 通巻五五五号「慈童説話考」（森田貴之：南山大学人文学部准教授）
松井利彦 通巻五六一号「「簡単」「明確」の周辺」（青木稔弥：神戸松蔭女子学院大学文学部教授）
木村紀子 通巻五八一号「梁塵秘抄 四句神歌」（植木朝子：同志社大学文学部教授）
毛利正守 通巻六六七号「古事記に於ける「天神」と「天神御子」」（金沢英之：北海道大学大学院文学研究科准教授）
坂本信道 通巻六八二号「「楼の上」巻名試論――『宇津保物語』の音楽――」（古田正幸：宮城学院女子大学日本文学科准教授）
大谷雅夫 通巻八六五号「青頭巾の問い――江月照松風吹、永夜清宵何所為――」（高橋幸平：同志社女子大学表象文化学部准教授）
Sobczyk Malgorzata 通巻九三四号「東藤次郎旧蔵本『吉利支丹抄物』の成立について」（岸本恵実：大阪大学大学院文学研究科准教授）
『国語国文』編輯後記抄――本号の後記にかえて（金光桂子：京都大学大学院文学研究科教授）
京都大学文学部国語学国文学研究室［キョウトダイガクブンガクブコクゴガクコクブンガクケンキュウシツ］
編集
目次
小島憲之「万葉集古写本に於ける校合書入考―仙覚本にあらざる諸本を中心として」
藤井乙男―「秋成雑俎蟹のはらわた（一）・（二）・（三）」
岡見正雄「心敬覚書―青と景曲と見ぬ俤」
野間光辰「都の錦獄中獄外（上）・（下）」
渡辺実「陳述副詞の機能」
中村幸彦「文学は「人情を道ふ」の説」
佐竹昭広「さね・かつて考―万葉語彙」
岡見正雄「室町ごころ」
小川環樹「風流の語義の変化」
森重敏「応答詞とその分化」〔ほか〕
