出版社内容情報
日本考古学の成果を発表する場となるものであり、海外の学界との交流にも基本的文献として送付1948年の日本考古学協会創立以来、毎年刊行されている本年報は、我が国の考古学的動向を知るうえで、最も基本的かつ信頼度の高い学術的情報源であり、広く海外にも紹介する唯一の書である。41より小社で販売する。 〈内容〉年度ごとの日本考古学界および各都道府県の動向、注目された発掘調査の概報、出版された文献目録、 新指定の史跡・名勝・重要文化財一覧等を収録。
〈論文〉縄文時代中期・顔面様装飾把手の変遷から水煙把手への変質と背景…三上徹也/奈良盆地の弥生中期後葉セトルメントシステムの検討―複雑社会の農業生産組織化モデルによる―…姜東錫/〈研究ノート〉九州・沖縄の縄文時代前期曽畑式土器に伴う剥片石器の機能に関する基礎的研究…鹿又喜隆/ナウマンと土佐の古墳…富山直人/中近世城郭研究における表面波探査の活用―京都府聚楽第跡を対象に―…古川 匠・釜井俊孝・坂本 俊・中塚 良/〈書評〉佐賀県教育委員会編『縄文の奇跡!東名遺跡―歴史をぬりかえた縄文のタイムカプセル―』…廣瀬雄一/上屋眞一・木村英明著『国指定史跡カリンバ遺跡と柏木B遺跡―縄文時代の後期 石棒集団から赤い漆塗り帯集団へ―』…佐藤 剛/中久保辰夫著『日本古代国家の形成過程と対外交流』…酒井清治
日本考古学協会[ニホンコウコガクキョウカイ]
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