対馬宗氏の中世史

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対馬宗氏の中世史

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  • サイズ B6判/ページ数 300p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642083140
  • NDC分類 219.3
  • Cコード C1021

出版社内容情報

古来、国際的事件の舞台になった対馬。歴代当主の治世を辿り、朝鮮との外交・貿易の基本的な枠組みや、領国経営の実態に迫る。倭寇や秀吉の「唐入り」など、国際的事件の舞台になった対馬。一方で、朝鮮半島との交流は必要不可欠であった。この〈国境の島〉で、中世の日朝外交や貿易を公的に主導した宗氏とはいかなる存在だったのか。歴代当主の治世を辿り、朝鮮との間で5世紀にわたり継続した外交・貿易の基本的な枠組みや、〈国境〉ゆえに揺れ動いた領国経営の実態に迫る。



プロローグ/中世対馬の国制上の位置(宗氏の登場前後/宗氏の国制上の位置)/進展する領国形成と朝鮮通交(領国形成の本格化―宗貞茂の時代/「対馬国」の「公方」へ―宗貞盛の時代/日朝「両属」下での実利の追求―宗成職の時代/豊崎郡主系宗氏の飛躍―宗貞国の時代)/コラム(書契・図書・文引―四五〇年の歴史/港湾都市佐賀―文化が交錯する場/国分寺―国家鎮護から宗家菩提寺へ)/暗転する領国経営と朝鮮通交(斜陽の時代への突入―宗材盛・宗義盛の時代/急進的な朝鮮通交とその挫折―宗盛長の時代/絶えない政変と騒乱―宗将盛の時代)以下細目略/復調する領国経営と朝鮮通交/コラム/エピローグ

荒木 和憲[アラキ カズノリ]
1978年、福岡県生まれ。2006年、九州大学大学院人文科学府歴史空間論専攻博士後期課程修了。現在、国立歴史民俗博物館准教授。博士(文学) ※2017年2月現在【主要編著書】『中世対馬宗氏領国と朝鮮』(山川出版社、2007年)、「対馬宗氏の日朝外交戦術」(荒野泰典・石井正敏・村井章介編『地球的世界の成立』、吉川弘文館、2013年)

内容説明

倭寇や秀吉の「唐入り」など、国際的事件の舞台になった対馬。一方で、朝鮮半島との交流は必要不可欠であった。この“国境の島”で、中世の日朝外交や貿易を公的に主導した宗氏とはいかなる存在だったのか。歴代当主の治世を辿り、朝鮮との間で五世紀にわたり継続した外交・貿易の基本的な枠組みや、“国境”ゆえに揺れ動いた領国経営の実態に迫る。

目次

プロローグ “国境”対馬の宿命
第1章 中世対馬の国制上の位置(宗氏の登場前後;宗氏の国制上の位置)
第2章 進展する領国形成と朝鮮通交(領国形成の本格化―宗貞茂の時代;「対馬国」の「公方」へ―宗貞盛の時代;日朝「両属」下での実利の追求―宗成職の時代;豊崎郡主系宗氏の飛躍―宗貞国の時代)
第3章 暗転する領国経営と朝鮮通交(斜陽の時代への突入―宗材盛・宗義盛の時代;急進的な朝鮮通交とその挫折―宗盛長の時代;絶えない政変と騒乱―宗将盛の時代)
第4章 復調する領国経営と朝鮮通交(暫定政権の樹立と家中の成熟―宗晴康の時代;「国泰家栄」の実現―宗義調の時代;家督と隠居の相克―宗茂尚・宗義純の時代;多難の時代のはじまり―宗義智の時代)
エピローグ 対馬宗氏の四〇〇年

著者等紹介

荒木和憲[アラキカズノリ]
1978年福岡県嘉穂郡に生まれる。2006年九州大学大学院人文科学府博士後期課程修了。九州国立博物館研究員・文化庁文部科学技官等を経て、国立歴史民俗博物館准教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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MUNEKAZ

3
宗氏について平安末期から秀吉に臣従するまでの通史。山がちで耕地の少ない対馬だけに、朝鮮との交易を許可することが家臣への知行になっていたというのは興味深い。宗氏が偽使を使ってまで交易にこだわったのは、ときに不思議にも思われるが、家中の統制にも密接に関わっていたと知り納得した。また室町期においては少弐氏と組んで、北九州の領土獲得に積極的だったというのも、意外であると同時に対馬という「孤島」に生きているのではなく、日本と朝鮮を含む広い地域で活動していたことの表れだと思った。2017/03/08

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